医療的ケアについて、来年度の通常国会で法案提出が予定されています。もちろん、教育も無関係ではありません。地域の学校で小中高等学校を過ごされたバクバクの会の折田涼君や、共生教育を推進している箕面市の小中学校の校長先生も報告されます。この日曜日と急ではありますが、ぜひご参加ください。
【日時】
2010年12月26日(日)
9時50分~16時40分(9時30分受付開始)
【場所】 ホテルグランドヒル市ヶ谷 <瑠璃西>
交通 JR、東京メトロ、都営新宿線の市ヶ谷駅から徒歩3 分
駐車場無料(予約不要)
【参加費】参加費は無料。
250人が入れる会場です。事前受付は致しませんので自由に会場にお集まりください。
会場のホテルホームページ http://www.ghi.gr.jp/index.html
改訂版チラシ http://homepage3.nifty.com/kazu-page/event/20101226.pdf
◇ ◇ ◇ ◇
私たちの望む医療的ケア~法制化目前、緊急全国集会~
【企画コンセプト】
現在、厚生労働省「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」では、介護職員等が一定の研修を受けて「不特定多数の利用者」へ医療的ケアを提供できる研修システムと法整備の検討が進められています。高齢者福祉で医療的ケアの担い手を増やしていくためには、こうした施策も必要ではあると考えます。
一方で、これまで障害福祉や教育の現場では、法律学的整理として「違法性の阻却」という考え方により、非医療職による医療的ケアの提供が認められてきました。こうした実績と検討会の構成員でもあるNPO法人さくら会の橋本委員からの意見を踏まえ、「特定の者」を対象とした研修システムについても検討されることになりました。私たちは、難病や障がいのある方への地域生活支援を進めていくためには、「個別性」と「関係性」にもとづく「特定の者」を対象とした医療的ケアの提供も含めた法制化が必要だと考えます。
来年の通常国会には法案提出が予定されています。地域での生活を自ら切り開いてきた障がい者や在宅ALS患者など難病のみなさんを応援するために、全国の特別支援学校をはじめとする学校や保育所等幼児教育での実践を保持・継続するために、研修の負担が増えようとしている福祉施設分野の声を伝えるために、そして医療的ケアに対応できるパーソナルアシスタント(自薦ヘルパー)制度の確立を求めて緊急集会を開催します。なお、開催にあたっては、国会での理解を得るために国会議員の方々にも参加を呼び掛け、一緒に考える場にしたいと思います。
【主催】医療的ケア緊急全国集会実行委員会
・江川文誠(重症心身障害児者施設「ソレイユ川崎」施設長)
・橋本みさお、川口有美子(NPO 法人ALS/MND サポートセンターさくら会)
・下川和洋(NPO 法人地域ケアさぽーと研究所理事
【内容】 ※現在、参加調整中の方もいらっしゃいます。
9:50~10:00 集会の意図説明 経緯 川口有美子
10:00~12:40 第1部 鼎談(ていだん)「『私たちにとっての医療的ケア』を大いに語る」
「通所事業所」「教育」「当事者」「試行事業者」の4つに分け、それぞれ3名の方に医療的ケアに対する
思いや考えを語り合っていただきます。
?「通所事業所」(10:00~10:40)
・飯野雄彦(社会福祉法人みなと舎 理事長・総合施設長)
・清水明彦(西宮市社会福祉協議会・障がい者制度改革推進会議総合福祉部会委員)
・谷みどり(NPO 法人療育ねっとわーく川崎 サポート センターロンド代表)
?「教育」(10:40~11:20)
・飯野順子(NPO 法人地域ケアさぽーと研究所理事長)
・奥谷俊彦(大阪府箕面市立とどろみの森学園校長)
・富永貴子(NPO法人カンガルー統合保育園)
?「病院から出て地域で暮らす」(11:20~12:00)
・平岡久仁子(日本ALS 協会理事)
・小田政利 (筋ジストロフィ当事者、TIL ベンチレーターネットワーク「呼ネット」代表)
・折田 涼(人工呼吸器をつけた子の親の会(バクバクの会))
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~13:10 午後の部開始に当たって 下川和洋
13:10~13:40 第2部 講演「尊厳ある“生”と医療的ケア」黒岩祐治(ジャーナリスト、国際医療福祉大学大学院教授)
13:40~16:30 第3部 シンポジウム「地域生活を保障する医療的ケアの法制化を目指して」
司会 黒岩祐治(ジャーナリスト、国際医療福祉大学大学院教授)
シンポジスト
・清水明彦(西宮市社会福祉協議会・障がい者制度改革推進会議総合福祉部会委員)
・中西正司(全国自立生活センター協議会常任委員・障がい者制度改革推進会議総合福祉部会委員)
・白江 浩(障害者支援施設「太白ありのまま舎」 施設長)
・福田美恵(NPO 法人あい 管理者・理事長・福祉住環境コーディネーター)
・橋本みさお(NPO法人ALS/MND サポートセンターさくら会理事長、障がい者制度改革推進会議総合福祉部会委員、日本ALS協会副会長) 娘の佳代さんが通訳と代弁をします。
・北住映二(むらさき愛育園園長・日本小児神経学会社会活動委員会副委員長)
・樋口範雄(東京大学大学院教授)
・各政党の国会議員のみなさん
16:30~16:40 集会アピール 閉会あいさつ 江川文誠
【連絡・問い合わせ先】
・「重症心身障害児施設 ソレイユ川崎」気付け TEL : 044-959-3003 / FAX :04-954-5581
・さくら会 TEL / FAX: 03-3383-1337 できればメールで aji-sun@nifty.com 川口
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