久しぶりのHalの冒険です(^.^)/~~~
この「シリーズ」を楽しみにしている人が、
いま気になっているのは、
たぶんHalよりも、妹のMaoだと思います(o|o)
2月に「Maoも学校行きたくない」宣言をした後、
どうなったのか?
結論から言うと、Maoが休んだのは一週間くらいでした。
(-。-)y-゜゜゜
その後インフルエンザにかかったりして、
休んだりしたようですが、
3月の終わりに、田舎の実家に帰ったときには、
Maoの不登校は昔話って感じでした(>_<)
本人の体中に、必要十分な「行かない理由」がないと、
やっぱり、「学校を休み続ける」ことはできないのです。
夏休みになると、子どもたちは
「やったー、学校休みだーー」と喜びます。
でも、8月も終わりに近づくと、
「早く学校に行きたーい」という気持ちになります。
それと同じことかなと思います。
今回のことで、改めてHalが2年生の終わりに、
(そういえば今回のMaoと同じ時期だった)
行かなくなったときのことを思い出しました。
あのとき、子どもが休みたいというには、
それなりの理由があるんだから、
ただ「さぼって楽したい」なんて理由で
休み続けることはできないよ、と言う私に、
妹は半信半疑でした。
その時のメールです(^_-)-☆
【妹】
前にも「ずっと休んでいいと言っても、休む子いないよ」って
言ってたけど、それは経験から?
休み続けるほうが大変ってなんとなく分かるけど、
そういう人に会った事ないし、
周りにもいないから実感が伴わない。
何で休めって言われるほうが辛いんだ?
Halに休んでいいよと言ったらずっと休むと思うぞ!?
☆ ☆ ☆
「休んでいいよと言ったら、ずっと休むと思うぞ!」
このセリフは、けっこう新鮮でした。
そっかー、ふつうの親はそう思うんだよなーと思いました。
そこには、Halが「自分の意思で行かない」
というニュアンスはなく、
「行かなくていい」という「楽な道」へ許可を出したら、
子どもはいつまでも楽な方に流れる、
という感じがありました。
それは、ある意味、まだたったの8才のHalの主体を
あまり信用していなかった、とも言います。
私は、「もしずっと休むなら、休み続ける理由が
きっとある」のだと、伝えました。
親がいいと言ったから、という他人の理由ではなく、
自分自身の中に休む理由がちゃんとあるはずだと。
今回、Maoが「行かない宣言」をしたとき、
Halが休んでいるのだから、MaoにNOは言えない、
という消極的な理由でOkを出したのでしたが、
結果は休み続けることはできなかったわけです。
Maoには、4年前のHalほどの
「必要十分な理由」がなかったのでしょう。
やはり、休まなければならない必然性が
自分の中にない子どもにとっては、
学校に行かないことの方が大変なのです。
たぶん、今回のことで妹の理解が深まったのは、
Maoに対してよりは、
やはりHalが抱えている苦労についてだと思います。
2年生から行かなくなって、
5年生の途中で、自分から学校に戻り、一ヶ月半がんばって、
やっぱり、何かが違う、から、
また行かないことを自分で選びとったのでしょう。
そうした、私や妹がしたことのない不安と挑戦を繰り返しながら、
自分の生活と人生をつくっているHalの苦労を、
あらためて思います。
今回のような出来事を通して、
Halの8才から今までの道のりと、Halの胸の内を、
私や妹も、少しずつ理解させてもらえるのだと思います。
親であっても、子どものことをすぐに全部分かってあげたり
理解してあげることはできないけれど、
子どもはいつも自分の人生に真剣に向き合っているんだと
信じ続けるなかで、少しずつ子どもの気持ちや苦労が、
私たちにも分かってくるような気がします。
今回、実家でじいさんが、車のタイヤ交換をしていたら、
Halが手伝うといって走ってきました。
じいさんが、「手伝うったって、子どもには危ないから」
と言うと、Halは「家で手伝ってるから」と言います。
私が工具を渡すと、一生懸命手伝ってくれました。
タイヤ4つを外し、タイヤ4つを一緒に取り付けました。
たったそれだけのことでしたが、
「大人になったなー」と感じました。
Halは6年生。
これからが楽しみです(^.^)/~~~
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