山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

本沢温泉 晩秋山行、濡れネズミ編

2014年12月21日 12時06分31秒 | 八ヶ岳
師走になっちゃいましたねぇ…
今年もいろいろ、あちこち登りました、はい…
でも、泊りでのお山は、多分 今回のこれで年内は最後。
さーて、どこ行こっか…

季節のはざまのこの時期って、どこ行くにもちょっと中途半端…
なら、登り慣れた八ヶ岳がいいいんじゃない!?
ねえ、おサル君‼️




現地の情報が この時期は 端境期だけに まだはっきりとしなくて
曰く「上は もう真っ白だよ」 「稜線は真冬並みの横なぐりの雪だった」
みたいなのも有れば、
「先週行ったけど、今年は雪、遅いねぇ」
みたいなものも有ったりして、
どれも部分的には それぞれ本当なんだろうけれど…

結局 宿に問い合わせたほうが間違いないだろうと
予約するついでに 聞いてみました…



え~と、そうですねぇ、
小屋のすぐ上辺りで、吹き溜まりに15センチあるかないかですねぇ…
なんだ、その ( 山小屋にしては中途半端な ) 情報は…

って事は、やっぱり 軽アイゼンぐらいは覚悟して行かないとだめじゃん
( この時点で、用心深い隊長は、12本爪の携行も覚悟しました )
やれやれ、また装備が 重くなるわい…

え~と、因みに登山口からすぐ雪があるんですかねぇ⁈
いえいえ、そんなっ、全然ですよ…
?????



結局 ますます 状況のわからん状態のまま、
万が一に備え、軽アイゼンに12本爪アイゼン
その両方をザックに忍ばせ
小海線は松原湖駅に 降り立ったのでした…






小春日和の陽射しの中、
さすがにそれでも吹き抜ける木枯らしは 肌に痛く
ここが 街中とは違う事を教えてくれます。


本来なら11月いっぱいまでは走っているはずの稲子湯行きの町営バス、
直前のリサーチによると、 路面凍結で急遽2日前に終了したとの事…
通常の倍以上の長いアプローチを覚悟しなくてはいけません

バスに乗り合わせた一組は
どうやらそれを知らなかったようですが、
目的地が同じ 本沢温泉と知って
心持ちホッとした気配…

そりゃそうだよね、
冬枯れた見知らぬ山裾で、予定外のルート変更じゃあ…
我が隊にしても初めてのルートだけど
じゃあ まぁ、先陣をきって進みますか…





( どうでもいいけど、雪の「ゆ」の字 の 気配もないよっ‼︎ 笑)



おサル君の
( 隊長が言うから、重たい思いして アイゼン、わざわざ持って来たのに…)
という、厳しい視線を 先ほどから感じますが
知らん顔して とにかく進みます



3時位までには 入るようにお願いします、って
山小屋の人に 予約の時に言われたけど、
地図では単純な足し算だけでも 4時間半、
スタートしたのが 11時半、
休憩時間を無視しても
1時間も短縮せなあかん

この、ひたすら長いアプローチ、
勾配がほとんど無いだけに、
行程時間を短縮するにも限度がありまんがな、ホンマ…
バスが途中までしか行かなくなってるの、
小屋の人は知っとるんかいな、まったく…
ブツブツ ブツブツ…



静かな 静かな森を、急ぎ足の僕らの足音だけ続きます





アーッ‼︎
一瞬 熊かと身構えましたが
カモシカ君です‼︎

獣道らしき踏み跡の先に立って、
なんだ、気忙しい奴らだな、って顔して
こちらを見てました。
ごめんなさい、
もうちょっと ゆとりを持って歩かないと、ねっ!
森の長老に 叱られちゃいました、てへっ…





今日いっぱいは 何とか もつと思っていた天気ですが、
厚い雲がだんだんと西側から
行く手にかけて掛かってきています…
よーし、上等じゃい!
掛かってきなさい!
( 山の天気相手に、アホじゃないの!おかげで翌日、手痛い目に…)





稜線が見えてきました。
やっぱり雪で 真っ白ですが、
それにしても 雪はいったいどこから現れるんでしょう…



まっ、この際、細かいことは気にしない気にしない
ねっ、おサル君




ずっと後ろを歩いていた バスに乗り合わせた 年の差カップル!?
この辺りから追い付いてきて
追われるように 足を速め、
本沢温泉に到着したのが 3時5分!!
何とか リクエスト通りに来れました、ホッ







以前は無かった、冬用の外湯ができていました






早速 荷物を置いて、温泉、温泉!!
男女時間別制の こじんまりとしたかわいい湯殿です。
しかし、
あち、あちっ、熱い~!!



この日の宿泊、3組6名だけの少人数でしたが
感じのいい方ばかりで リラックス…
体の芯も 温泉で温まって、おいしいご飯でした…



そうそう、ここも、 「日本秘湯を守る会」 の温泉宿なんです。



同宿の、女性二人の猛者が、小屋から10分ほど先の、有名な
「日本最高所の野天風呂」へ行ってきたようですが…
周囲から丸見えの
もちろん脱衣場なんて無いし、
もし女性とかち合ったら… なんて
想像しただけで ニヤニヤしてしまう



隊長は以前 一度浸かったことがあるので 今回はパス。
ちょっと、この季節だと、寒いだろうからねぇ…

イメージ



因みに、プラス1,000円で、窓側の個室にグレードアップ(?)という
良心的な価格設定で
夜中 窓から満天の星が望めました
炬燵を挟んで反対側に寝ていた おサル君を
起こして見せてあげるのを忘れるほどの
きれいな きれいな星でした…






次回 雨中下山編に続きます

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