以前から、フィールドで虫や幼虫を見つけても家へ持ち帰らないと決めていた。
やはり自然には叶わない。
自然は微妙なバランスで出来ていて、人の手が入るとバランスが崩れて失敗する。
陽が当たったり、雨が降ったり、風が吹いたり、湿り気があったりと、どれも欠かせないのだろう。
今回、禁を破ってアケビコノハの幼虫を連れて帰った。
そのままにしておくと鳥に食べられるかもしれないという理屈をつけて。
家の垣根にアケビの蔓があったので、そこに放した。
まもなく蛹化したので、古いレースのカーテンを切ってホチキスで袋を作って被せておいた。
今日、覗いてみると無事に立派な成虫が羽化していた。ハチなどに寄生されていなかったのだ。
急いで記念写真を撮って、早々に外に放した。
上手く相手を探して、子孫を残せるだろうか。
2018年05月22日 に見つけて、今回羽化したアケビコノハ幼虫。