アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

パンジーパープル

2008年02月05日 | 誕生色
 
真っ青だった朝の空。

いつしか白い雲がやってきて、
そしてまた、流れていく。

溶けきれなかった真っ白い雪。
白さを留めたまま、凍っている。

毎日少しずつ、春色になる太陽の光。

冬の中に、春の気配をわずかに感じるだけで、
どうして、こんなに、嬉しいのでしょう……。


■2月5日の誕生色 

   パンジーパープル (pansy purple)
     宗教的、詩的な恍惚、神秘と夢幻、霊感的

 宗教的な雰囲気の持ち主なのでしょうね。
 霊感や神秘的なメッセージを、敏感に受け取りそうです。
 上手く自然の流れに乗って、スムーズに進む力も
 あるようですね。

 パンジーパープル。
 パンジーの花の紫色。

 パンジーが日本にやってきたのは、江戸時代。
 当初は、遊蝶花 などとも呼ばれていたそうです。

 よく見かけるパンジーは、
 ガーデンパンジーという園芸品種。
 和名は、三色菫(サンシキスミレ)です。

 パンジーの品種改良が行われるようになったのは、
 18世紀はじめ頃から。

 同じ頃、英語の色名としても、
 パンジーという名前が使われ始めました。

 そして、19世紀に入ってから、
 パンジーパープルという色名も、使われるようになりました。

 化学染料以前の、自然のパンジーの色を表しているのが、
 パンジーパープルなのですね。

 ところで、このパンジーという名前。

 下向き加減に咲くこの花は、人間が頭を垂れて
 もの思いにふける姿に見えることから、
 「パンセ」と呼ばれるようになったそうです。

 パンセはフランス語で、「思考・考える」という意味です。
 哲学者ブレーズ・パスカルの著書とも、同じ名前です。

 西洋ではパンセで、日本では遊蝶花。
 同じ花なのに、その印象は、随分と違うものですね。

 寒さの中でも、高貴な紫色の花も咲かせるパンジー。
 細くて弱そうに見えるけれど、実は強いパンジー。

 パンジーが、どのように見えるかは、
 見る人の心次第なのかもしれませんね。

■2月5日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
マーガレット (白) 恋占い
サクラソウ 初恋
シダ 愛らしさtd>
ボケ 熱情
オーブリエチア つつましやかな物腰
オキナグサ 告げられぬ恋
ネコヤナギ 自由
春咲きクリスマスローズ 協力
カンガルーボー 不思議

難しい音楽用語 (7)

2008年02月05日 | 音楽用語
専門用語は難しい。。
音楽用語についても、同じことが言えると思います。

私が今よりも音楽用語を知らなかった頃は、
本当に勘違いだらけでした。。σ(^◇^;;


たとえば、平均律

平均率・・ではなくて・・・平均律って???。。σ(^◇^;;

平均律といえば、J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」ですね。
私は上手く説明できないので、よろしければ、
ピティナのピアノ曲事典の解説を、ご覧ください。
(以下から、どうぞ♪)

  平均律クラヴィーア曲集 第1巻 24の前奏曲とフーガ
  平均律クラヴィーア曲集 第2巻 24の前奏曲とフーガ


平均律は、英語で equal temperament といいます。

equal は、「等しい」という意味のイコールです。
そして temperament は、「体質、気質、気性、音律」
などの意味があります。

音律は、広辞苑によると・・・
楽音の相対的な音高関係を一定の方法に従って
厳密に規定したもの。オクターブ音階で表されることが多い。
西洋の純正律・中全音律・平均律、中国・日本の十二律など。


音律には、「音の調子」や「音の高さ」という意味もあります。

そして、そして、音階の考案者は・・・
実は、ギリシャの、あの ピタゴラス なのだとか!

紀元前6世紀に考案された、ピタゴラスの音階。
「5度音程だけを組み合わせて、1つの音階を作った」
のだそうです。

このピタゴラスの音階が、
純正調音階、そして、平均律音階の
理論の基礎になったのだそうです。

バッハ以前。
純正調やミーントーンと呼ばれる自然音列(倍音)による
音階が使われていたそうです。

この音階には、和音のにごりがなく、
完全に調和した美しさだったと伝えられています。

ところが、この音階の場合。
鍵盤楽器では転調が困難だったため、
調性を変える度に、調律し直す必要があったのだとか。

ヴァイオリンなどの弦楽器や合唱などでは、
現代でも、純正調が使われているようです。

鍵盤楽器における不自由さを、どうにかしようと、
1オクターブを平均に12等分した 平均律
考え出されたのですね。

平均律を、最初に考案したのは、
フランスのメルセンヌという人。

さらに、それを具体的に理論化したのが、
ドイツのオルガニスト、ヴェルクマイスター。

そして、これらの理論を実践的な音楽作品にしたのが
ヨハン・セバスティアン・バッハ だったのです。

難しいコトは、横に置いといても、
音楽の素晴らしさは、十分に感じることができますね。