アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

モーヴェット

2008年02月07日 | 誕生色
 
今夜はハンバーグでした。

ハンバーグをこねていて・・・
いろいろなことを思い出してしまいました。

ハンバーグがキライな人は、あまりいないように思います。
多分、好きな料理の上位にランキングされるのでは?

思い出は、目に見えないスパイスかもしれません。
それらを全部、混ぜ込んで……。

形をつくって、フライパンに並べます。
こんがり焼けて、おいしくできました~♪


■2月7日の誕生色 

   モーヴェット (mauvette)
     自主性、天才的資質、感性、使命感

 感性豊かで、自主性に富んでいるのでしょうね。
 天才的な資質を備えつつも、物事に取り組む姿は、
 使命感に満ちており、そのひたむきさは、
 多くの人を惹きつけそうです。

 モーヴェット。
 ゼニアオイのような紫色。

 モーヴェットを、英和辞典で引いてみると・・・
 藤色、青みがかった薄紫色: 藤色のアニリン染料
 と、出てきます。

 アニリン染料は、人類が初めて発見した化学染料です。

 19世紀中頃、英国。
 カレッジ化学生が、実験中、偶然、
 赤褐色の沈殿物を作ってしまいました。

 その沈殿物の原材料を少し変え、アニリンからできた沈殿に、
 水を加えて沸騰させてみると、紫色の溶液ができました。

 その溶液で、絹を染めてみたところ、
 とてもきれいに染まりました。

 また、その染色は、
 洗っても、色落ちしなかったのです。

 そこで、この合成染料には、
 フランス語で「葵」を意味する「mauvein」と名付けられました。

 コールタールからつくられた紫色の新染料は、
 モーヴ と呼ばれるようになりました。

 この発見により、合成染料時代へと、突入していったようです。
 自然の色よりも、安定した美しい色を実現する合成染料。

 モーヴェットという色は、華やかな誕生以来、
 ずっと、人々を魅了してきたのかもしれませんね。

■2月7日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
ワスレナグサ 私を忘れないで
アカメヤナギ 強い忍耐
ウメ 澄んだ心
オレアリア 清純
ハナカイドウ 美人の眠り
ヒヤシンス 控えめな愛
タンポポ 真心の愛
オウバイ 恩恵
パンジー (アプリコット) 楽しい気分

24の調性と5本指

2008年02月07日 | ピアノ全般
久しぶりに、ショパンの「雨だれ」を
弾いてみようという気になりました。

「雨だれ」は、「24のプレリュード(前奏曲)」15曲めです。
余談ですが、7曲めは、胃腸薬のCMに使われています。

何気なく ピティナのホームページピアノ曲事典
ショパン  「24のプレリュード(前奏曲)」 を見てみたところ、
以下のような記述がありました。

バッハは「平均律」において
調性を半音階的に登っていく形で曲を配列しているが、
ショパンはこのプレリュード集で
五度圏に平行調を挟みながら配列している。

即ちハ長調-イ短調-ト長調-ホ短調-ニ長調……
という配列であり、前後の調性関係は
平均律におけるものより緊密である。


私の先生が、「音大で弾く場合は24曲をワンセットにする」
と、おっしゃっていたことを思い出しました。

五度圏の知識を得てからは、調の関係を、
少しだけアタマで理解できるようになったワタシ。

ショパンの「プレリュード」は、自由な形式の、
独立したピアノ曲と言われることも多いです。

各々の楽曲は、自由な形式かもしれません。
しかし、全体としては、五度圏という円を描くように、
作品が美しく並んでいるのですね。

ピアノの鍵盤上で、五度圏は理解しやすいと思います。

人間の片手の指の数が、基本的には5本であることも、
五度圏とピッタリで、スゴイと思ってしまいました。

それにしても、雨だれが、流れない。。。