アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

カーマイン

2008年02月12日 | 誕生色
まだ半分眠っている耳に、届いたのは、
1羽の鳥のさえずり。

スズメではなくて…。
聞き覚えのあるような、ないような……。

ほんの少し、「春」を感じた朝でした。


■2月12日の誕生色 

   カーマイン (carmine)
     外向的、情熱、激しい感情、行動派

 外向的で行動派なのでしょうね。
 一見物静かなイメージのようですが、内には、
 激しい感情と情熱を、しっかり持っているのですね。

 カーマイン。
 コチニール(カルミン)という虫から製した紅色。

 コチニールは、中南米の砂漠地に産するサボテンに
 寄生する、貝殻虫。

 この虫の雌から、深紅の色素が採れるのだそうです。

 コロンブスの新大陸発見後から、16世紀はじめまでには、
 この染料は、全世界に広まっていったのだとか。

 16世紀前半には、英語の色名、
 カーマインができました。

 この色素。日本では・・・
 日本画の絵の具、赤インク、食紅、友禅染の染料、化粧料、
 などに用いられているのだそうです。

 また、生物学などでは、
 組織染色にも使用されるのだそうです。

 しかし、わずかな量の染料を採取するために、
 何万匹というコチニールが必要なのだそうです。

 もちろん現代では、その多くに、
 合成化学染料が使われています。

 カーマイン。
 世界中の多くの民族が、皆、美しいと感じる色。

 思わず目を向けてしまう、とても素敵な色ですね。

■2月12日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
キツネノマゴ 可憐美の極致
ジャコビニア 女性美の極致
ネコヤナギ 自由
プリムラ・マラコイデス 初恋
サンシュユ 気丈な愛
アマリリス (赤) 素晴らしく美しい
レンギョウ 心が和らぐ
アセビ ふたりで旅をしよう
アイスランドポピー 慰め
ベニバナトキワマンサク 私から愛したい

難しい音楽用語 (8)

2008年02月12日 | 音楽用語
専門用語は難しい。。
音楽用語についても、同じことが言えると思います。

私が今よりも音楽用語を知らなかった頃は、
本当に勘違いだらけでした。。σ(^◇^;;


たとえば、カプリッチョ (カプリチオ,カプリス / 奇想曲,狂想曲)

ラプソディーとカプリッチョって、どう違うの???。。σ(^◇^;;

カプリッチョ (capriccio) はイタリア語で、
フランス語では カプリス (caprice) です。

capriccio には・・・
・・気まぐれ、わがまま、無定見、空想的な思いつき、身ぶるい・・
などの意味があります。

日本語では、奇想曲狂想曲 と呼ばれています。
(最近は、「狂想曲」と訳されることは、ほとんどなさそうです。)

カプリッチョ。

最初は、フーガ形式のひとつでありながら、
あまり形式にとらわれない楽曲だったのだとか。

18世紀に入ってからは、
形式に拘束されることのない、気まぐれな器楽小品の
名称になったようです。

(何らかの形式に当てはまると、カプリッチョにはならないの??)


次に、ラプソディー (狂詩曲) とは?
  英語= "rhapsody"
  ドイツ語="Rhapsodie"
  フランス語="rhapsodie"

rhapsody には・・・
・・熱狂的な表現、情熱的な文書、短い叙情詩、寄せ集め・・・
などの意味があります。

ラプソディー。

自由形式で、叙情的性格や民族的性格の強い、器楽曲。
元々は、古代ギリシャの短い叙事詩で、吟遊詩人の歌、だとか。

ということは・・・
叙情的だったり、民族的な要素が含まれると、ラプソディー?

日本語のキーワードだと・・・
カプリッチョには「想」、ラプソディーには「詩」、のエッセンス?

(まだ、よく、わからない。。汗)