アンダンテ ~私の歩幅で~

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スター・グレー・サファイア

2010年02月06日 | 誕生石
今の時期、
南の空には、冬の星座がよく見えます。

私がわかるのは、オリオン座くらいですが、
シリウスも、ありますね。

今は、赤い火星が肉眼でも見えますし、
さらには、プレセペ星団 も、見えるみたいです。

人は、なぜ、星に感動するのでしょう?


そして、石の星にも・・・


■2月6日の誕生石

   スター・グレー・サファイア (star gray sapphire)
     暁の吉報

 ・英 名star gray sapphire
 ・和 名青玉(サファイア)
 ・モース硬度
 ・産 地スリランカ、ミャンマー、アメリカ合衆国など

スター・グレー・サファイア。
スター効果を示す、グレーのサファイア。

サファイアの鉱物は、
酸化アルミニウムの コランダム です。

内包物の違いにより色が変化して・・・
  ⇒ 赤色になったもの = ルビー
  ⇒ 赤色以外の色のもの = サファイア
・・・と呼ばれています。

つまり、ルビーの条件に当てはまらない、
赤色以外のコランダムが、すべてサファイアと呼ばれます。

透明ないし半透明で、ガラス光沢か金剛光沢。


「貞節な愛の象徴」の石とされ、
愛情と光沢が比例するともいわれています。

このことからもでしょうか。
結婚45年目が「サファイア婚式」ですね。

  25歳で結婚すると、
  70歳でサファイア婚式を迎えます。


静かなグレーのサファイアに、
ひとつのきらめく星。

落ち着きの中にも、きらりと輝けるものを、
いつも持っていたいですね。


★パワーストーン効果★
持ち主を、憎悪の感情や邪悪なものから守ってくれます。
周囲の悪意を沈静化させたいときには、特に効果的。
貞淑な愛の象徴なので、パートナーとの愛が深まるでしょう。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■2月6日の誕生花 : イワレンゲ、他
■2月6日の誕生色 : ペールライラック
■2月6日の誕生果 : モラード

地上の雷

2010年02月06日 | 季節の風景
2010年2月6日 午前8時9分 撮影


「つぼみ」を漢字で書くと・・・

   または 

「くさかんむり」に「ふくむ」は、わかるように思うのですが、
どうして、「くさかんむり」に「かみなり」なのでしょう?


まだ寒い日が続いておりますが、こちらでは、
木の枝や、土の表面に、
小さな芽が、ちらほら見えるようになりました。

冬の間、内側で、
せっせとおこなっていた春への準備。

「もうそろそろ?」「もう、いいかい?」
と、顔を出し始めたのかもしれません。


田んぼに、雨が降ったなら、
花開く前の、つぼみになるのかな?




どうやら“雷”という文字の「田」の部分。
もともとは、「重なる」という意味なのだとか。

今でこそ“田”は1つだけですが、
かつては3つ書かれていたらしい。

そして、“雷”という文字は、
陰陽説に基づいて作られた漢字だそうです。

陰と陽、つまり、マイナスとプラスが
雲の中で重なり合うと、雷になるのですね。


どうやら、“雷”という文字の
「重なるもの」という意味を拝借して。

そこに、植物を意味する「くさかんむり」を付けて、
「植物の重なり合うもの」に発展して。

花びらや葉が重なっている「つぼみ」のことを、
“蕾”と書くようになったのですね。


同じく「つぼみ」の“莟”という文字は、
「草に含むもの」、つまり「花びらなどに囲まれているもの」。


もうすぐ花が咲きそうな、ふっくらとした蕾は、
見ている人の心にも、希望の光を灯してくれますね。