アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

モリオン

2010年02月07日 | 誕生石
箱根の大涌谷(おおわくだに)へ、
行ったことがありますか?

大涌谷は箱根火山の噴煙地で、
あたり一面に、硫黄のにおいが漂っています。

そして、大涌谷といえば「黒玉子」ですね。

箱根の温泉に含まれる硫黄と鉄分が作用して、
殻が黒く変色したゆで玉子。

「1個食べると、7年寿命が延びる」
と言われています。


こちらは、「1個あると、厄よけになる」
と言われています。


■2月7日の誕生石

   モリオン (morion)
     規律と守護

 ・英 名morion
 ・和 名黒水晶(くろすいしょう)
 ・モース硬度
 ・産 地カザフスタン、中国、イギリスなど

モリオン。
カンゴーム とも呼ばれる、黒い色をした水晶。

モリオンの黒い色は、
硫化鉱物、自然界の放射線、グラファイトなどによるものとか。

産出される土壌の違いもあるので、
一概にはいえません。

基本的に、炭のような漆黒で不透明な水晶を
黒水晶と呼んでいます。

ただ、自然の鉱物なので、全体が均一であることは少なく、
さまざまな状態が一つの塊になっていることも多いです。

産出量は少ないため、希少価値があります。

邪気を祓う強い波動を持つと信じられ、
古くは、巫女の悪霊祓いに使用されていました。

黒い色には、ネガティブなイメージを抱くこともありますが、
実は、とても神秘的で包容力のある色。

黒と一緒ならば、
どんな色でも際立って、より綺麗に見えます。

それは、黒が、すべての色を含んでいるから。
どんな色でも、濃さを増していくと、最後は黒に行き着きます。

モリオンは、“不要なもの”をどんどん吸い込んで、
周囲を浄化しているのかもしれませんね。


★パワーストーン効果★
あらゆる悪い気をはね返す、強力な魔よけのお守りになります。
人間の生命エネルギーが活性化され、思考力や直観力、霊感が
高まります。安心感のあるポジティブな精神状態になれそう。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■2月7日の誕生花 : ワスレナグサ、他
■2月7日の誕生色 : モーヴェット
■2月7日の誕生果 : ももいちご

音楽用語にはない言葉

2010年02月07日 | 音楽用語
シューマンの「アベッグ変奏曲」主題部分を練習していて、
むずかしいなぁ~と実感していることは、たくさんあります。

その一つが・・・

ピアニッシモのフレーズの最後に、
アクセントが2つ続くこと。

私のイメージとしては、
やさしく肯定的に話す(返事をする)雰囲気なので、
鋭い音でもなければ、大きな音でもありません。

強いていえば、「ほんとうに、そうよね~」と、
うなずきながら、念を押すような気持ち?

アクセントは、一般的に「強く」と解釈されることが多そうですが、
ここでは、「大切に」という感じでしょうか。


音楽用語には、
音の「大きさ」に関する用語は、たくさんあります。

でも、音の「深さ」を表す用語は、ないように思います。

きっと、「深さ」は、わざわざ書くものではないし、
それ以前に、言葉で表記することが困難なのでしょう。


「アベッグ変奏曲」主題部分では、
明るさの中で、やさしく、そして大切に。

そんな風に弾いてみても、良いですか?