前回の記事の画像で、イチゴのパッケージとホウレンソウの袋に、
「ステビア農法」と印字があったのですが、甘味料で有名なあのステビア・・・
栽培においてどんな効果があるのか、ずっと前から気になっていたので調べてみました。
【ステビア農法】
ステビアは、パラグアイをはじめとする南米原産のキク科の植物。
抗酸化作用や殺菌力・免疫活性化作用があり、「免疫草」とも呼ばれる。
合成甘味料に代わる天然甘味料として、1970年代から北海道や九州で栽培が始められた。
ステビア農法は、ステビアのエキスを農作物や土壌に活用する農法。
ステビアを栽培していたみかん農家が、ステビアの葉を刈り取った茎を堆肥として
ミカンを栽培したところ、美味しくなったことが始まりらしい。
・ダイオキシンや残留農薬など化学物質を分解し、有用微生物を活性化させ、
肥沃な土壌をつくる
・抗酸化作用があるため、作物の発育を促進、病害虫に強くなる。
・農作物の栄養分が高くなり、日持ちがよくなる、甘味が増す。
などの効果がある。
現在の農法では有機農法以外では、大量の農薬を蒔いて生産を維持するシステムが
主流となっており、これら農薬の作用で土壌中の有用な微生物が激減し、
ほとんどの土が死んでいる状態になっている。
ステビア農法を行うと、有用微生物が増殖し、ミミズなどが増えて本来の土壌に戻すことが可能となり、
そこに育つ植物は本来の持つ力を発揮し、結果として美味しい自然の味の農産物が収穫出きるようになる。
・・・ということらしい。
(いくつかのサイトから抜粋しました)
環境浄化型農業として、多くの農家が取り入れているんだって。
農薬の使用もゼロにはできないけど、かなり減らせるみたいです。
※ステビアの安全性についても、30年間の研究の結果、問題ないとされているようです。
国際的には、2004年にWHO(世界保健機構)やFAO(世界食料機構)において
ステビアの安全性が認められ、海外では使用許可がおりてなかった国も
次々認可しているようです(ステビアの海外における認可状況・参照)