今回と次回の記事はどうしようか悩みましたが、私の拙い記事でも気仙沼の今を伝えることが出来たらと思い、アップすることにしました。
私自身も、忘れてはならないと言いつつ恥ずかしながら「そういえばそうだった」と思い出すこともあり、自戒の念も入ってます。
福島・宮城の旅、
1日目は福島県での塔のへつりや大内宿、会津鉄道駅めぐり、七日町でカフェ、喜多方でラーメン&カフェへと忙しく過ごし磐梯熱海に宿泊、2日目は宮城県の仙台で過ごしました。
そして3日目は気仙沼へ。
仙台からは時間をかけて国道を走りました。
「陸前〇〇」という表示が出てくるようになると、それまで他愛のない会話で賑やかだった私達も、次第に言葉が少なくなります。
最初に目に入ったのは、仮設住宅や仮設事務所、骨組みだけになったままのビル・・・
そしてまず立ち寄ってみたのが震災後、津波の甚大な被害により全線不通になった
気仙沼線の駅。
気仙沼線本吉駅の駅舎。
あ、きれいになってる・・と思い、雨が強かったので車内から撮影。
次に寄ってみたのが、小金沢駅。道路標識通りに車を進めるも、駅舎が見当たらない・・
思わず雨の中、車を降りてみる。
津波被害そのままになっていました><
映像ではこのような状況を目にしていますが、目の当たりにするとやっぱりショック・・
ショックで、カメラにおさめたのは少し経ってからでした。ちょっとブレてるかも。
これはまだ復旧してないってことだから、さっきの本吉駅の駅舎はなんだろう!?
急いでネットで調べたら、
2012年8月からBRT(バス高速輸送システム→バス・ラピッド・トランジット)が鉄道復旧までの
暫定システムとして導入されたとのこと(本格運行開始は2012年12月)。
そういえば、そんなニュースを読んだような。
本吉駅、BRTの駅舎だったんだ・・
なので、津波で流失したこの小金沢駅は、国道沿いにBRTの停留所が存在しています。
ちなみに気仙沼線の柳津駅~気仙沼駅までの区間がBRTだそう。
ほかにBRTの駅としては、
陸前階上駅
駅舎を入ると、待合室。
待合室を出ると、震災前は線路だったであろう敷地にバス専用道路。
かつてのホームと跨線橋が残されていました。
こちらは小さな待合室のみの最知駅。こちらも津波により旧駅舎は流失。
ちなみに、BRT専用道路と一般道を走る区間もあります。
こちらは一般道に建てられた仮復旧駅の松岩駅。
津波により9駅が流失、ほかにも各所で落橋・落盤など被害が大きかった為、営業停止になりその後BRTの駅に。
BRTの本格運行は2012年12月ということですから、市民の方の足が仮復旧したのは震災後、約1年9ヶ月経ってからだったのですね。
気仙沼駅は、2012年12月に漁港の町を象徴してリニューアルオープン。
「仙」がイカリになってます^^
ポケモンも応援!?(復興応援スタンプラリーやってました)
復旧する場合のルートの見直しや財源など、問題は山積しているかと思いますが、はやく鉄道復旧できる日が来るといいですね。。。
次回は気仙沼復興屋台・仮設商店街などをアップする予定です。
・福島・宮城へ行ってきました☆
・福島・宮城の旅~塔のへつりと大内宿~
・福島・宮城の旅~会津鉄道駅舎めぐり~
・福島・宮城の旅~JR気仙沼線の今~(この記事)
・福島・宮城の旅~震災の爪痕と仮設商店街~
・福島・宮城の旅~地産地消の旅館とエコなホテル~