私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

車両用外板プレス加工最前線の話し

2021-10-24 | 技術系情報
車両用外板プレス加工最前線の話し  最近のクルマのボデーデザインとして、よくまあこういう繊細なプレスラインを出しているなとか、逆にドアなど従来だったらその張り剛性上、プスルラインを入れるべきところに一切のプレスラインがなく、全体が変化しつつ緩やかなクラウン(凸面上の盛り上がりを指す)で成型されているなんていうものもある。  この内、現行プリウス50とかCH-Rみたいに、やたらキャラクターラインが . . . 本文を読む

現代ビジネスモデルの悲しき現実

2021-10-24 | コラム
現代ビジネスモデルの悲しき現実  これは何も現代が起源でなく、資本主義というか貨幣経済が始まったと同時にそのその萌芽は生じたのだろう。予て建設工事などは、俗に云うゼネコンが大元受けで、政府や自治体などの公共事業だとか、一般民需でも大型プラント施設などの、大規模契約の受注を得る。  そして、元請けゼネコンは、その割り振りを、各地方のもしくは専門の中堅土木会社に個別に発注する。そして中堅土木会社はま . . . 本文を読む

【追記再掲】日本ウーバー訴訟の行方は

2021-10-24 | 問題提起
【追記再掲】日本ウーバー訴訟の行方は  ちょうど1年前に掲載した、下記のウーバー配達員の起こした事故について、被害女性はウーバーに対して損害賠償訴訟を提訴していると云うが、未だ結審の報はなく、審議は続いているのだろうと思える。  一方、世界的に業務を広げているウーバーは、フランスやイギリスでも、今次の日本の場合とちょっと異なるが訴訟沙汰になり、何れもウーバーの受託労働者を従業員と認定したとされて . . . 本文を読む

【再掲】果たして事故か?

2021-10-24 | 事故と事件
【再掲】果たして事故か?  2016年8月26日に生じたという米沢での事故ニュースで該当画像の記録だ。この様な、特異な事故は、記憶に留めるため保存していた次第だ。  該当クルマは、どうやらBMWミニ(R56前期クーパーモデル)と判断されるが、トンネルポータル壁面に垂直に衝突している。いわゆるリジットバリヤ衝突テストと同様であるが、その車体の変形は時速55km/hレベルを遙かに超え、フロントクラッ . . . 本文を読む

【再掲】疑義事案との闘い(その10)

2021-10-24 | 賠償交渉事例の記録
【再掲】疑義事案との闘い(その10) 初稿2008-10-01 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険  今回は先回お伝えした「作り事故」について、更に掘り下げて紹介してみたい。  作り事故という保険金詐欺絡みのニュースというには、それ程に珍しいものではなく、全国各地で生じ続けている。  この種の犯罪に手を染める輩は、1度だけ行うということはあり得ず、味を占め繰り返し行うことになるから、その結 . . . 本文を読む

ケネディ暗殺の国家文書の公開延期

2021-10-24 | コラム
ケネディ暗殺の国家文書の公開延期  おそらく、過去の米大統領で、リンカーンに次ぐ名声を持ってたのがケネディだろう。それが、何らかの理由で暗殺され、過去幾多の書籍や映画に描かれて来た。何れも国家機関が関わる謀略としてのものだ。そして、過去から幾度も公開されると云われてきたが、未だ全面公開には至っていない。  これが彼の国の現状だが、我が国の場合はどうだろう。そもそも、国家機関による文書化があえてな . . . 本文を読む

単なるピン抜き作業が悲劇を生む【整備の失敗】

2021-10-24 | 技術系情報
単なるピン抜き作業が悲劇を生む【整備の失敗】  これはピン抜き作業に限らず、例えばエンジンブロックに直付けされたクーラーコンプレッサー部に直入力受けている事故車などで、ブロックのコンプレッサー取付ボス部が割損している事例というのを思い浮かべてもらいたい。  これと同様に、トランスアクスルケースにつくクラッチレーズアームのシャフトを抜くために、ピン(ストッテッドピン)をある程度径に合わせたピンポン . . . 本文を読む

【再掲】疑義事案との闘い(その9)

2021-10-24 | 賠償交渉事例の記録
【再掲】疑義事案との闘い(その9) 初稿2008-09-26  今回は、いわゆる作り事故による保険詐欺事案を支払い排除するに至った案件として紹介してみたい。  新聞等のニュースで保険金詐欺として検挙される事案の多くは、この手の作り事故である場合が多い。この種の事故は、故意にせよ実際にクルマ同士を衝突させているので、合い口が整合するかと云う視点(いわゆる整合性という思考)では、なかなか排除が難しい . . . 本文を読む