「小水力発電」
手前味噌ですが、小説「パソコンを持って街を棄てろ!」の中で、
私は「水流発電機」による地産電力が都市への一極集中を逆行
させ、この国のエネルギーシフトの一翼を担うだろうと思って取り
上げましたが、12月7日のFNNのニュース番組で地産地消型の
「小水力発電」が取り上げられていた。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00213027.html
さらに、随分前の記事ですが、
「東日本大震災や東京電力福島第1原発事故を受け、政府は22日
までに、被災地に設ける復興特別区域(復興特区)で、農業用水路
などで水車を回す小水力発電設備を設置する際の申請手続きを簡素
化する方針を決めた。自然エネルギーをまちづくりの柱に被災地の
復興を後押しする。
小水力発電を復興特区で自治体が設置する場合に(1)国交相の
認可や同意(2)都道府県知事の意見聴取(3)経産相への報告―
などを不要にし、5カ月程度かかっていた申請から決定までの期間
を1カ月程度に短縮する。
政府は、臨時国会に提出する復興特区法案に、河川法と電気事業
法の特例として簡素化を盛り込む。2011/10/22 16:44 【共同通信】」
とあるように、これまでは門前払いと言っていいほど認められなか
った申請も被災地に限ってではあるが簡素化されようとしている。
電力をそれぞれが自給自足できるようになれば水流に恵まれた山間
の過疎の村にも人が集まるきっかけにもなるのではないだろうか。
そろそろみんな、既得利権が固定化して何も生まない閉塞した街を
棄て、何もない替わりに何だって出来る自然に還ろうではないか。
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