「あほリズム」
(364)
私は、生まれてくる前の形のない謂わば魂のような存在でしかなか
った時、たとえどんな過酷な境遇の下であっても、ただ一途に命を得
て生れ堕ちることだけを望んでいたに違いない。だから、思い通りに
行かなくとも嘆くまい。
「あほリズム」
(364)
私は、生まれてくる前の形のない謂わば魂のような存在でしかなか
った時、たとえどんな過酷な境遇の下であっても、ただ一途に命を得
て生れ堕ちることだけを望んでいたに違いない。だから、思い通りに
行かなくとも嘆くまい。