村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

避難先で幼稚園の運動会

2012年10月01日 17時39分12秒 | 日記

昨日は山形県に避難している孫の幼稚園の運動会観戦に行ってきました。行けるか微妙な状態だったので出発が8:00になってしまい、到着したら終わっているのではと心配しましたが、後半の競技を観戦することができました。 間に合ってよかった~

台風が心配されていましたが、夏のような日差しの強い暑い日になってしまいました。見ている方も暑くて大変ですね。

運動会は南陽市の赤湯小学校の一角を借りて行われていました。幼稚園だと校庭全体を使わなくても大丈夫なんですね。そういえば南相馬市では園児の多い幼稚園でも狭い校庭で運動会をやってましたから小学校の校庭では広すぎるよね。でも保護者の皆さんは場所取りに苦労しなくていいみたいです。広すぎて保護者席がガラガラでした。

孫は南相馬市の幼稚園に2年、南陽市赤湯の幼稚園に1年半で幼稚園では最後の運動会になります。避難先の幼稚園で友達ができるか心配でしたが結構人気者になっているようで安心しました。身体が大きいせいかリレーの選手ではアンカーで活躍していました。なんかうれしい気持ちになるのは親バカではなく孫バカかもしれませんね。

南陽市赤湯のこの幼稚園では園児の数が倍増したそうです。そのほとんどが福島県からの避難者です。駐車場には福島県のナンバーの車が多く並んでいました。

福島県から山形県への避難者数は11134人、全国に避難している方は60047人ですから県外避難者の18.5%が山形県に避難していることになります。南相馬からの避難者数は1369人でそのうち南陽市に避難している方は78人です。南陽市にも多くの福島県民が避難していることになります。

私の娘や孫たちも地元の皆さんに優しくしていただき、安心して楽しく生活しているそうです。親切な山形県民の皆さんに感謝しなければなりませんね。

孫たちに「帰ってこないのか?」と聞くと「原町は空気が悪くて病気になるから帰れないよ」といいます。南相馬市では医療関係も整備が進まないし、除染も遅れています。幼い子供たちが安心して生活できる環境になるのは何年先になるんでしょうかね。