今日は「原子力の日」だそうです。
「原子力の日」は、毎年10月26日で以下の出来事を記念するために1964年7月31日に閣議決定により制定されたそうです。
・1956年10月26日 日本が国際連合の専門機関である国際原子力機関に参加した日。
・1963年10月26日 茨城県東海村日本原子力研究所の動力原子炉が日本で初めて発電に成功した日。
毎年この日は、原子力に関係する機関や企業等で記念行事が行われているそうです。小学校の頃「原子力の日」に作文みたいなものを書かされたような気がする。
今年は何かイベントが開催されたのだろうか? そういえば去年は「原子力の日」なんてものも聞かなかったような気がする。
9月10日は「原子力安全の日」だったそうだが、その日は「原子力の安全及び振興の日」として「原子力の日」に吸収されたそうです。
今日、電力各社や関係機関は、昨年発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故を教訓に「原子力安全」に関する行事を行ったのだろうか? まだ、ニュース等では何をやったのか報道していない。それとも国民の反発を気にして「原子力の日」にふれないようにしているのか?
原発事故後、政府は原子力から太陽光や風力発電等の新エネルギーへの転換を発表したが、原発事故処理の見通しが立たないまま原子力発電所の運転を再開してしまった。
「原子力の日」を「原子力はクリーンで安全な発電システムです」と世間一般にPRする日だったと思うが、これからはいかに原子力に頼らないで、二酸化炭素の排出を抑えながら従来の生活を送るのにはどうするかを議論する日にすべきではないだろうか。
一部では「原子力を排除する日」と言っているようです。
事故が起きたら対応できない。放射性廃棄物は処理できない。そんな危険なものにいつまでも頼っているのは間違っている。
俺も「原子力を排除する日」に賛成するかもしれない。