84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

花梨の思い出

2005年11月04日 | Weblog

 

 縦横に 熟す花梨に 透ける空

 花梨(かりん)が熟すと思い出すことがある。
 二十歳代に洋行帰りの工場長に勧められて友達といち早く小型車の免許を取った。
 工場長は小型の自家用車をもっていて休日になると、若者をドライブに連れ出す。遠距離時の運転交代が工場長の目的でもあり若者の大いなる期待でもあった。
 フロントとリア-には決まって花梨が1.2個置いてあった。

 今は、自家用車用の芳香剤が選択に困る程揃っているが、昔は代役の一つだった。

 芳香を放つ金柑に若き日の一ページを思い出す。