空腹の 虫を騒がす 焼芋屋
昨夜の事である。久し振りに、団地に焼芋屋の呼び声がした。
6時過ぎに帰宅中の 腹の虫が聞きつけて”グー”と泣いた。
突然、隣国に単身赴任中の頃出合った焼芋やを思い出した。
工業団地の近くの街中で石焼芋屋を見つけ驚いた話である。
在日韓国人一家が、工業団地誘致がきっかけで三代家族が帰国した時、年寄の商売道具だった焼芋屋台をそのまま持ち帰ったと言う。
呼び声は韓国語に変わっていたが、赴任中の多勢の日本人には勿論人気があった。 懐かしき時代の一駒である。