原爆の日

平成２９年８月７日（月）

平和記念式典

昨日（８月６日）広島市は原爆投下から７２年、
「原爆の日」を迎えました。


８時、平和式典会場（平和公園）の原爆慰霊碑
の石室へ、この１年間に新たに亡くなられた方
の原爆死亡者名簿を奉納した。（５５３０名）
累計　：　３０８、７２５名





その後、広島市長を始め各界代表に依る献花が
行われました。





８時１５分平和の鐘を合図に、１分間の黙祷が
各所で一斉に行われました。



松井一実広島市長の「平和宣言」が在り、今年
７月に採択された「核兵器禁止条約」に触れ、

「１２２カ国が賛成した会議に、日本はアメリカ
に追従して不参加。原爆の被害に遭った唯一
の日本が、、残念ながら賛成していない、、。


日本政府には、日本国民は国家の名誉にかけ、
この崇高な理想と目的を達成する事を誓うと
明記している日本国憲法の平和主義を体現する
ため「核兵器禁止条約」の締結促進を目指して
本気で取り組んで頂きたい」と各国に提唱した。



この後、子ども代表として、小学校６年生男女
２名が「平和への誓い」を発表した。
「投下前には美しい自然が在りました。その後
の長い苦しみの年月の間、懸命に努力された
諸先輩方のお陰で、平和と美しい自然が甦り
ました。

未来の人に戦争の体験は不要ですが、戦争の事
実を正しく学ぶことは必要です。

広島の子供達が勇気を出し、心と心を繋ぐ架け橋
を築いて行きます。」


安倍総理の式辞では残念ながら「核兵器禁止条約
」には言及されず、市長始めとする市民の期待を
裏切る様で、、大きな失望感を感じます。

中日新聞より


式典には、世界８０カ国と欧州連合の代表が参列、
国連の中満泉事務次長が「事務総長メッセージ」
を代読、「核保有国は軍縮に向けて、具体的な
ステップを踏む責任がある、、、」と提示。

中満泉　国連事務次長

昨年のオバマ大統領が訪れて以来、多くの外国人が
広島を訪れる様になりました。
日本人である、我々も決して「原爆の日」を忘れ
てはならないと、、、、。

ＮＨＫ「原爆の絵が語る広島」より

※画像は、ＮＨＫＴＶ「平和式典」ニュース　より

今日の１句

原爆忌唯ながらへて飯を食ふ　　　　　ヤギ爺

総理宛市長一喝原爆忌　　　　　　　　ヤギ爺