遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

梨(有の実)

2017-08-23 15:18:53 | 日記
八月に入り、日本列島各所をゲリラ豪雨が襲い、
降雨が続き関東、東北を中心に各所で日照不足
が続いて居ます。
米農家では、イモチ病が発生し今後の稲の生育が
心配されて居ります、、、。


梨(幸水)をいただく


この所夏野菜の高騰が目立ち始め、胡瓜、トマト
等は2倍近く値段が跳ね上がり、主婦等から悲鳴
が、、、。

果物についての報道では「8月は確かに日照不足
ですが、7月の猛暑のお陰で、今が旬の葡萄や梨
にはさほど影響はない」との事でした。
また、「林檎や蜜柑等も今後の台風の影響がなけ
れば取り戻せるのでは、、」との見解です。

心配を余所に先日、友人から梨(幸水)が届きま
した。 例年通り、甘く瑞々しい、とても美味しい
梨です。

梨(有の実):秋の季語

バラ科の落葉高木
明治以降、赤梨(長十郎)、青梨(二十世紀)の自生
種を果樹園が改良を重ね、昭和三十年代に甘味の強い
「新水」「幸水」「豊水」等が栽培の主用となる。
従来の物は皮に梨地の斑点が在り、黄銅色の皮は硬か
った。二十世紀も在来種の特徴(水分少い)があった。
最近の改良種のものは皮が薄く、薄緑色で果肉は白く
水分が多く甘味、芳香に溢れている。

梨の品種




幸水 : 菊水×早生幸蔵の交配種、収穫8月末~9月
     昭和34年「幸水」と命名
     多汁で特有の風味が在り、甘味、食感共に
     人気が在る。




豊水 : 幸水(石井早生)×二十世紀、収穫8月末~9月
     ほど良い酸味が在り柔らかい。
     梨を食べなれた人に人気の食感

秋月 : 幸水×(新高×豊水)の交配種、1985年の
     比較的新しい品種、9月上旬~10月
     肉質が緻密で柔らかい、糖度12%位、酸味少
     甘く、柔らかく、瑞々しい

新高 : 歴史は古く、大正11年頃「新高」と命名。
     収穫9月~10月中旬
     甘く、酸味は薄い、歯ごたえもほど良い。



にっこり : 1996年の晩成種
       収穫10月末~11月中旬
       果肉柔らかく、酸味は少ない、糖度高い、
       色あいは赤黒く濃い。



愛宕 : 二十世紀×今村秋の交配種、新種
     収穫10月下旬~11月下旬
     甘く、適度な酸味も在り美味。
     普通の梨の2~3倍の大きさが在る。
     近年、その見栄えから進物用に人気が在る。

今日の1句

道の駅子の顔ほどの梨を買ふ      ヤギ爺

梨齧り水の光りの迸る      ヤギ爺


※迸る:ほとばしる、勢いよく飛び散る