遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路定例句会

2017-08-15 16:18:04 | 日記
平成29年8月15日(火)

潮路句会8月例会

あれこれで通づる会話冷奴      玲 子


日時 : 平成29年8月12日(土)13:00 ~
場所 : 大手コミュニテイセンター
兼題 : 1)西瓜、2)朝顔、3)当季雑詠

8月11日(金、山の日)から盆休みに入り街は静けさを
増す昼下がり、会場の大手コミセンの在る公園は、
蝉時雨が一段と激しく、じりじりと天道が地べたを焦が
して居りました、、、。

コミセンも盆休みの様でひっそり、、貸切の様です。
早速、エアコンを入れて句会の準備を、、、
一人、二人と集り、本日は7名の参加です。
それぞれに盆休みは旅行や墓参り等所要も在るようです。

準備をしながら、蝉について、、
「マダマダ、蝉しぐれが凄いわねー、、」
「最近はクマゼミが多く、シャーシャーと本当に煩い」
「そろそろ、蜩や法師ゼミが出ても、未だ聞こえません」
「そう言えば、一昨日の晩、庭で蟋蟀が鳴いてました」
「へー、、もう秋ですねー、、、」

次に。お盆について、、、
「うちは、本願寺で盆といっても余り用意はしません」
「うちは、禅宗で、盆は大変です。茄子の馬を作り、
朝、昼、晩とお膳を供へ、、迎え火を焚き魂迎をし、
15日には精霊船(おしょろい様)藁を束ねた菰で船を
造り、それに茄子の馬や供物等を入れ、お寺へ納めます。
以前は川へ流したのですが、川の汚染のため廃止となり
ました。」
「段々、住み難い世の中に、、季節の移ろいも俳句の世界
にしか、残らないのでしょうか?、、、、、」


潮路抄

かさこそと子のポケットに蝉の殻     玲 子



白百合の供花の香濃ゆき喪主の席     美保子



音までは錆びてはをらぬ鉄風鈴      勝



朝まだき熊蟬初音幽かなり        輝 子



夏霧や富士の全容隠しをり        魚 青



渕どりて目線に咲きぬ牽牛花       美智子



蝉時雨霖雨のあとのひとしきり      ヤギ爺



味噌っ歯の何やら可笑し西瓜食む
 
    



次回の潮路句会は、9月9日(土)13時 ~
大手コミュニテイセンターで開催します。
兼題:1)虫、2)秋扇、3)当季雑詠