カルガモ

令和元年６月１０日（月）

夏の鴨　：　遠し鴨

大抵の鴨は春になると北方に帰るが、鴨の仲間で
そのまま日本に残る鴨が在り、それを通し鴨や、
夏の鴨という。
俳句では、「鴨涼し」と詠まれている。

軽鳬の子　：　かるのこ、軽鴨の子

軽鴨はガンカモ科の鴨で、日本全国に留鳥として
繁殖し四季常生している。雌雄ほぼ同色で、全体
に暗い褐色をしており、頭や喉の周りが白い。
嘴は黒く先端だけ黄色い。足は橙黄色。
シワガレタ声でグアﾂ、グアﾂと鳴く。
５月頃に産卵し、２４日程度で卵がかえる。
雛は黄褐色の綿羽に覆われている。
親鳥の後について歩いたり、泳ぐ姿は可愛く
とても愛らしい、、、。


５月頃になると、日本全国の至る所で、軽鴨の親子
の話題を耳にする。
石川県小松市街で、軽鴨の親子が散歩中、子鴨が
突然消えた。どうやら側溝の切れ目から落ちた様子
早速住民が小松署に連絡、署員が駆け付け救出。
札幌市では、交通量の多い道路を横断中の親子、
信号が変わり、アワヤ、、住民が回りを囲み、
車も停止して、軽鴨親子が横断するのをジッと待つ、、
他の場所でも、警察官が両側から矢印ボードを手に
親子を無事に川まで、、、


コンビニや、ホテル等にも紛れ込み、ニュースに、
微笑ましく、癒される様ですね、、、、


ネット上では、外国人が「日本人の優しさがよく
判る、、」と書き込みが、、、、。

先に、日本在住のベトナムの男性が、川の野生の
鴨を取り、逮捕された事が在った。
ベトナムでは、通常的な事でも、日本ではそれは
禁じられている様です、、、。

今日の１句

軽鳬の子に翻弄される時節かな　　　　　ヤギ爺