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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

合歓の花

2019-06-16 16:14:53 | 日記
令和元年6月16日(日)

合歓の花 : ねぶの花、ねむり木



合歓はマメ科の落葉高木、10mに達する物もある。
葉は互生し、二回羽状初葉で非常に多くの小葉から
なる。
夜間小葉が閉じて眠る事からこの名がある。
6~7月頃、枝先に10~20個程の花が集まった
頭状花序を房状につけて、薄暮前に開く。

雄蕊の花糸は淡紅色で長く美麗である。
夜になると折り畳んで垂れ下がり、眠った様に見え
るが、目覚めた雄蕊の花は紅刷毛に似て美しい。

合歓の花は「万葉集」に記述されている事から、
8世紀頃には既に知られていた様である。

梅雨に入り、名古屋港に在る埠頭公園の合歓の花
が咲き始めた。 小ぶりだが彼方此方に点在する。

晴れ間に見る合歓の花は、鳥の羽の様に柔らかで
亦、舞扇を一斉に広げ、踊る様に優雅だが、、

雨に濡れ、葉の間に萎れ、落ちて地に張り付いた
様は哀れである、、、、。


今日の1句

雨脚に未だ冷め遣らぬ合歓の花     ヤギ爺