「Yakkoだより」

お菓子のこと、わんこのこと、おいしいもの、そして今日のハッピーを書き綴ります。

母と面会

2020-06-26 18:42:01 | 今日のできごと
母のいるケアハウスが、面会制限を緩和したと連絡があったので、

すぐに、面会予約の電話をしました。

面会には条件があるのです。

まず、前日に予約すること。

面会時間も、できる曜日も決まっています。

人数は、2人まで。

小学生以下の子供は不可。

面会時間は、15分まで。

マスク、消毒をして、2メートルくらい離れて。

もちろん、体調が悪い人はダメ。

(熱とか、咳とか、倦怠感、息苦しさがある人)

過去2週間以内に海外から帰国、または、帰国した人と濃厚接触した人はダメ。

北海道、神奈川県、東京都、埼玉県、愛知県、大阪府、福岡県に在住している人も、NG。

・・・、と、いろいろ条件があり、

晴れて、母と、ご対面〜!!



車椅子でやってきた母。

痩せて、一層、小さくなっていました。

私は、ちょっと、恐る恐る。

母は気難しいところがあるし、病名がついている認知症だし。

私のことわかるかな? 機嫌が悪くて不機嫌になるかな? もし、そうなったら切ないな。

そんな気持ち。

でも、久しぶりの母は、元気があるとは言えないけど、

(もともと、とってもパワフルだったから)

機嫌は悪くなかった。

母の背中に手を置くと、骨だらけ。

「ホネカワスジエモン(骨皮筋右衛門?)になっちゅうねぇ」と言うと、

ニターッと笑っていました。

よっしゃー、笑いをとったぞ!と、心の中でガッツポーズ。

「テレビとかニュースとか見ゆう?」と聞くと、「うん」と、頷く。

「コロナっていう怖ーい病気が流行っちゅうがよー、世界でいっぱい人が死にゆう。

ドリフの志村けんさんも、めざましの岡江久美子さんも亡くなったがよー」と言うと、

「へぇー」と、驚いた顔。

「私も、毎日、家に引きこもっちゅうがよー」

というような、会話をしました。

「具合いは、どう?」と聞くと、

親指と人差し指で、輪っかを作って、goodのサイン。

「私が持ってきてるニンニク味噌とかお菓子とか食べゆう?」と聞くと、

「うん」と、頷く。

「手紙とか写真は見てくれてる?」と聞くと、

再び、「うん」と、頷く。

そんなふうな、会話。(というか、私が喋ってるだけ)

帰り際は、バイバイと手を振ってくれたので、「じゃあ、またね」と、言って、

バイバイと手を振りました。


以前は、すごーくお喋りだった母。

私は、もっぱら聞き役だった。

会えば、何時間でも、母のマシンガントークを聞いたものです。

最近の母は、ほとんど喋らず。

役割が反対になっています。

でも、ちゃんと、会話は成り立っていると思います。

志村けんさんも岡江久美子さんのことも、ちゃんとわかっていましたから。

来月には、91歳になる母。

不自由な毎日の中にも、小さな幸せがありますように、と、祈るばかりです。





出かける時は、竹のカゴに、消毒液をボトルごと持ち歩きます。



どこに行っても、シュッシュッ。

万・万が一、私がコロナにかかっていて、母に移したらどうしよう?と、心配していると、

(会いたいけど、そのことが心配で、会うのが怖い)

夫曰く。

「70万弱いる高知県民のなかで、絶対コロナにかかっていない人トップ100に、

◯◯さん(私のこと)は入っていると思うよ。

◯◯さんくらい、気を使って生活している人は、滅多におらんと思うよ」、と。(笑)

確かに、そうだ。

私は、出来うる限りの自粛をしてるし、

消毒も怠りなくしてるしねー

だって、もし、万が一、母に移したら、高齢者ばかりのケアハウスの皆さんは、大変なことになってしまう。

それを思うと、責任は重い。

感染することは、自分だけの問題じゃないものね。

誰かに移してしまうという責任があるものね。

徐々に緩和しながらも、自衛の心は忘れずに。





今日は、良い一日になりました。

母に会えて、嬉しかった。

明日も良い日になりますように。

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