高知県こども詩集「やまもも」は、
高知在住の方なら、ご存知ですね。
素直な詩ばかりで、心が洗われる思いがします。
その中で、先日、新聞に載っていた詩が、とても素敵だったのでご紹介します。
今、高知新聞に連載されているものは、
「やまもも タイムカプセル」というコーナーで、
過去の作品を載せています。
この作品も、平成7年のもの。
阪神淡路大地震の後と思われます。
「わらって ごめん」という題。
小学校1年生の女の子が書いた詩です。
『こうべの じしんについて、
はなしあいました。
「ぼくの ちょ金を おくって、
たべるものを かってほしい。」
たけひとくんんが いった とたん、
「ウーッ。」
うしろのほうで こえがしました。
わたしが さっと ふりむくと、
かいとくんが うなっていました。
赤いかおで、はを くいしばって、
目を
つぶったり あけたり していました。
(へんなかお)
みんな わらいました。
わたしも わらいました。
すこしして、
うなりごえが なきごえに
かわりました。
「たけひとくん、やさしい。」
かいとくんは なんども 目をこすって、
なきながら いいました。
こんどは みんな シーンとしました。
わたしも だまって うつむきました。
たけひとくんは やさしいけど、
かいとくんも やさしいよ。』
なんとも、心に響く詩ですね。
子供って、なんて純粋なんだろうと、
思わされます。
作意のない、ただその場を、ありのままに書いただけの詩なのですけどね。
最後の「たけひとくんは やさしいけど かいとくんも やさしいよ。」
そのあとに、
(書いている)「○○ちゃんもやさしいよ」と、
付け加えたいくらいでした。
高知在住の方なら、ご存知ですね。
素直な詩ばかりで、心が洗われる思いがします。
その中で、先日、新聞に載っていた詩が、とても素敵だったのでご紹介します。
今、高知新聞に連載されているものは、
「やまもも タイムカプセル」というコーナーで、
過去の作品を載せています。
この作品も、平成7年のもの。
阪神淡路大地震の後と思われます。
「わらって ごめん」という題。
小学校1年生の女の子が書いた詩です。
『こうべの じしんについて、
はなしあいました。
「ぼくの ちょ金を おくって、
たべるものを かってほしい。」
たけひとくんんが いった とたん、
「ウーッ。」
うしろのほうで こえがしました。
わたしが さっと ふりむくと、
かいとくんが うなっていました。
赤いかおで、はを くいしばって、
目を
つぶったり あけたり していました。
(へんなかお)
みんな わらいました。
わたしも わらいました。
すこしして、
うなりごえが なきごえに
かわりました。
「たけひとくん、やさしい。」
かいとくんは なんども 目をこすって、
なきながら いいました。
こんどは みんな シーンとしました。
わたしも だまって うつむきました。
たけひとくんは やさしいけど、
かいとくんも やさしいよ。』
なんとも、心に響く詩ですね。
子供って、なんて純粋なんだろうと、
思わされます。
作意のない、ただその場を、ありのままに書いただけの詩なのですけどね。
最後の「たけひとくんは やさしいけど かいとくんも やさしいよ。」
そのあとに、
(書いている)「○○ちゃんもやさしいよ」と、
付け加えたいくらいでした。