西加奈子さんの「くもをさがす」を、読んでいます。
カナダに暮らしている西加奈子さん一家。
まだ、馴染んでいない海外で、乳がんを発症し、
(抗がん剤治療中にコロナに感染し)
手術により両乳房を切除した経緯を、ありのままに書かれています。
ただでさえ不安であると思われるがん治療を、
海外で(カナダ)行う戸惑いが綴られています。
例えば、両乳房の切除手術が、日帰り(!!)で行われるということ。
麻酔から目覚めたら、両脇からドレーンが出たままの姿で、
じゃあ帰って、と帰宅させられるという驚き。
痛み止めは、近所の薬局で自分で買って、と言われた話。
はぁー、とため息が漏れてしまった。
それにしても、恐るべしカナダ。
恐るべし西加奈子さん。
私なら、ピーピー泣いてると思う。
「入院させてくださいーー」と、頼み込むと思うわ。
(しっかりしなきゃ、わたし)
↑ この本は、まだ読み終わってなくて、今は手術したところまで。
この先、どうなるのかな。
昨日は、次女と孫が、遊びに来てくれました。
急に来ることになったので、
お昼ごはんは、有り合わせのもので作りました。
いつも冷凍庫にストックしているブロッコリーとスモークサーモンを使って、
パスタを作りました。
それと、ピザと、庭のベビーリーフでサラダを作りました。
デザートは庭のビワと、頂きもののカステラ。
yちゃんが、「お菓子を作りたい」と言ったので、
一番簡単な「マドレーヌ」を一緒に作りました。
長年、お菓子教室をやってきたので、教えるのは得意です。(笑)
孫のyちゃんは、キッズフォンを使い始めたので、
私に、「おはよう」とか「おやすみなさい」とか、
メールをくれるのです。
昨夜は、「コンドマタ(なぜかカタカナ)クッキーを作ろう」と、
メールが来ました。
もう、デレデレです。(嬉しくって)
暑くなってきましたね。
我が家も、そろそろ窓にオーニングをつけなきゃあ。
日差しを遮るだけで、室内の温度はずいぶん下がるのです。
古いエアコンも、買い替え時がきているかもしれません。
夏対策をしようと思います。
一時帰国時にNHKの「アサイチ」に出演されて、この本についてご紹介されていた放送を視聴しました。
看護婦さんのセリフが関西弁なのだそうですね。
闘病中にサポートしてくれた友人仲間も彼女同様とても朗らかな好感の持てる方々でした。
この「くもをさがす」は、闘病記なので読もうかやめようか迷ったのですが、読んで良かったです。
看護師さんの言葉は、全部関西弁で書かれていました。そこのところも、ユニークな表現だなぁと感じました。
たいへんな闘病生活の中、弱音も吐き、グダグダになりながらも乗り越えて前に進んでいく姿に感動しながら読み終えました。