「Yakkoだより」

お菓子のこと、わんこのこと、おいしいもの、そして今日のハッピーを書き綴ります。

新聞で感動したこと

2009-08-23 15:09:43 | 今日のできごと
今朝の高知新聞の「核心評論」というコーナーを読んで感動いたしました。



                



どういう内容かというと、

今、話題のインフルエンザ、ワクチンが足りないのは周知のこと。

その足りないワクチンを、どういう優先順位で行うかが、争点になっている。


そんな中、足りない分を輸入しようという話も起こっているらしい。

国内で年内に製造されるワクチンは1300~1700万人分。

どう考えても、足りない。

そこで、他国から譲ってもらおうというもの。


ここからが、核心。

(記事そのまま引用)

「しかし、それでいいのだろうか。ワクチンは世界的にも足りない。豊かな国がワクチンを買いあさっていることに、世界保健機構は懸念をつのらせている。

アフリカではエイズや結核が猛威を振るっており、免疫力の落ちている人が多い。

2次感染による肺炎を治すための抗生物質も、集中治療室も乏しく、新型への備えは極めて脆弱だ。


・・・中略・・・


ワクチンは輸入するべきではない。

むしろ政府は国内のワクチンメーカーを支援して、生産体制の強化を目指すべきだ。


・・・後略・・・」




この記事を読んで感動しましたよ。


なぜって、資本主義の原理から、明らかにはずれる行為じゃないですか。

お金を持つ者が、正当な価格で、欲しいものを手に入れる。

当たり前のことじゃないですか。

それなのに、「豊かな国がワクチンを買いあさる」ことを非難し、

ハイリスクである貧しい国に、回すべきだという考え。

これは、資本主義の原理(ある意味、ダーウィンの法則の通り、弱肉強食の原理だからね。お金を媒体とした食うか食われるかの戦争だから)からは、はずれるけれど、人間としての道からは、はずれない。


ああ、やっと、人間らしい考えの人に出会った・・・と、嬉しく思いましたよ。



「お金で買えないものはない」と、言ったのは、ホリエモンさんだったかしら?

確かに、お金で、愛も、買えるのかもしれない。(彼にとっては)

でも、そんな考えの人ばかりだったら、いつか、この世は滅びる。



ワクチンの件しかり。

富める国が買い占めて、自国だけ生き残ったとしても(生き残ったように感じても)いつか、滅びる。


世界を守ることが、自分を守ることだと思う。




資本主義がいい、社会主義がいい、共産主義がいい・・・なんて、次元じゃなくて、

何か正しいか、見極められる自分でいたいよね。



新聞を読んで、すごく、さわやかな気持ちになった今日でした。









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