先日凶弾に倒れた元大首相の国葬がどうやら決まったようである。生前の国民の評価は功罪相半ばしていたこともあり、際立って高いものでは無かったように思える。ところが横死後の評価は鯉の滝登りでは無いが、一気に「礼讃一色」に変わった。NHKの調査によると、国民の国葬支持も過半数を超えているようです。またマスコミの論調も「功」のみを取り上げ、「死者を鞭打つ」ような記事はほどんと見当たらなかった。
しかし我々は「森友・加計問題」や「花見」を忘れてはならない。特に前者においては関係者1名が自死し、一方「忖度官僚」には全くお咎め無しである。さらに業績として誇っていた「アベノミクス」の恩恵を受けたのは、一部大企業やその社員、富裕者階級だけである。大多数の庶民は全く関係が無かった。真に国民目線に立った政権とは言い難いと私的には思っている。