温泉漫遊記

国内の温泉施設、特に共同浴場や日帰り温泉施設を中心にした入湯記です。

杉戸天然温泉雅楽の湯

2012-04-24 18:03:54 | 日記

4月11日に営業開始した日帰り温泉施設である。スーパー銭湯とは違い、外観は昔の豪農の古民家風造り、内部の造作も立派で高級志向を目指しているようである。場所は東武線東武動物公園駅と杉戸高野台駅の中間に位置し、周囲は新興住宅地と田圃である。東武動物公園駅から1時間に2本シャトルバスが運行されているので、アクセスは良い。入浴料金等の支払いは、纏めて後で支払う方式である。この施設の売りは何と言っても内湯の長方形の石造り「生源泉湯」である。浴槽の全面は大きなガラス窓で、大きな樹木等を配置した露天風呂敷地が望める。広さは結構あり、十数人が一度に入れる程である。温泉は加水、加温、循環濾過、塩素消毒のオール無の源泉そのままである。湯色は花咲の湯春日部温泉と同様の茶色で底が見えず、金気臭が匂っている。また泉温の高い生源泉注入のためやや熱めで、湯温は43度と掲示されていたが実際は42度であった。他に屋内には、水風呂、白い湯色で縁のみ木製でやや温めのシルク湯、ジャクジー付のアトラクション湯、サウナ等がある。露天には少し高まった所に、陶器製の壺湯が3か所あり、掛け流しである。さらに各々4か所の寝湯&屋根付きの寝転び湯、建物の外周部に付属したL字形の高濃度炭酸温泉、それに大露天風呂がある。温泉利用は大露天風呂と壺湯だけのようである。大露天風呂は上段が加温のみ有りの熱めで、そこから下段に流れ落ちた先が温め露天風呂となつている。温め露天風呂は、加水のみ無で、加温、循環濾過、塩素消毒有りである。露天の敷地はかなり広くて、塀際には昔からあったと思われる大木がそのまま残してあり趣がある。ただ露天敷地には土の剥き出し部分がかなりあるため、雨天時には清掃や管理が大変と思う。洗い場は仕切り板で区分され、当然シャワー付きカランもあり、ボディシャンプー、リンス、シャンプー等のアメニティも完備である。確かに高級感が漂い、設備も問題無く、湯質もかなり上質である。日帰り温泉としては、一級品と言える。しかし周辺には料金が安いライバル店が多いので、いかに源泉掛け流しとは言え、この高額料金で果たして今後どうなるのか?     (入湯日2012年4月24日)

 所在地   埼玉県北葛飾郡杉戸町    入浴料金   平日 980円、土、日、祝日 1080円
 営業時間  10時~24時          源泉名     杉戸みやび温泉
 泉質     ナトリウム-塩化物温泉(高張性中性高温泉)    PH値   7.3
 湧出量   毎分560ℓ      泉温   46度

        
         玄関                  脱衣所             生源泉湯→前面            シルク湯     

       
      露天風呂熱湯             壺  湯           露天風呂熱湯の湯口        露天風呂温湯

   
     生源泉湯の湯口         アトラクション湯

  

 

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