1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
5位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
6位 J.バトン マクラーレン・ホンダ
7位 R.グロジャン ハース・フェラーリ
8位 C.サインツ トロロッソ・フェラーリ
9位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
10位 P.ウェーレイン マノー・メルセデス
オーストリアGPです。舞台となるレッドブル・リンクは、かつてはエステルライヒリンクという名前で、その頃のレイアウトは高速コーナーが続く超ハイスピードコース。平均速度が、あのモンツァをも凌いだというのだからとんでも無いですね。その高速コーナーの中でも特にヤバかったのが1コーナーで、ほとんど全開で通過するにもかかわらず、坂の頂点にある為アプローチする段階になるまでコーナーを見ることが出来ないという勇気が試されるものでした。ハッキリいって勇気というよりは蛮勇と表現した方がいい気もしますが。1コーナーの先で何か事故があったらどうするの?まあ、その時はコースマーシャルが旗を振って教えてくれるから大丈夫でしょうが。名手ニキ・ラウダが最も難しいコーナーの1つに挙げていますね。その後はシケインに改修されましたが、見通しの悪さは相変わらずだったりしました。現在のレイアウトはティルケ先生が料理して出来上がったものですが、正に料理という表現がピッタリというか、コースの両端を包丁か何かでブッタ切った様な形をしています。この大胆な包丁捌きには、土井善晴先生もビックリですね(爆)。丘陵地帯特有のアップダウンはそのままに、かつての高速コーナーはブッタ切られて直角コーナーに、そして名物のボッシュコーナーは180度ターンから2つの直角コーナーを結ぶ様なレイアウトに………、って、あれ?これ全然別物になってますよ!まあ、共通点といえば2コーナーがブラインドになっているということぐらいでしょうか(ダメじゃん)。さて、決勝レースの方ですが、ポールはハミルトン。スタートを卒無くこなし、順調に周回を重ねます。しかし、2回目のピットインの後ブレーキングをミスし、その後ピットアウトしてきたロズベルグに先行を許してしまいます。その時点で先頭にいたフェルスタッペンですが、ロズベルグとハミルトンを抑えきれずに3番手に後退。終盤、メルセデス勢のワンツー体制でレースは進んでいきます。そして迎えたファイナルラップ、1コーナー立ち上がりから一気に差を詰めてきたハミルトン。2コーナーでアウト側からオーバーテイクを試みます。しかし、ロズベルグも譲らず接触、ハミルトンをアウト側に弾き飛ばし2コーナーを通過します。ハミルトンを従えて3コーナーに向かうロズベルグ。これで勝負あり、と思われましたがロズベルグのマシンは火花を散らし始めました。フロントウイングを始めマシンのダメージが思いの他酷くスローダウン。ハミルトン以下、後続のマシンに次々と抜かれていきます。結果、ハミルトンが優勝、そして、フェルスタッペン、ライコネンと続き、優勝が目の前にあったロズベルグは満身創痍で4位のフィニッシュ。ファイナルラップでまさかの展開となりました。久々に手に汗握るバトルをみた様に思います。ファイナル・ラップの1コーナー、ロズベルグが油断したのかは判りませんが、ハミルトンは一気に差を詰めてきました。ストレートとはいっても大きなRがついており、ハミルトンとしてはインを突いた格好です。そして2コーナーでアウト側の立ち位置になりました。ハミルトンは1コーナーの立ち上がりで、その瞬間行けると思ったから行った訳で、この判断は正しかったと思います。もし、ここで行かないのだったらレーシング・ドライバーなんか辞めた方がいいですね、マジで。2コーナーの侵入でロズベルグがアウト側に寄っている様にもみえますが、並びかけられたハミルトンと張り合う為にブレーキングを遅らせたからでしょう。残念ながら接触という結果に終わってしまいましたが通常のレーシング・アクシデントの範囲内ではないでしょうか。ダメージを負ったマシンで走行を続けたロズベルグにペナルティが下されたのも真っ当な判断といえます。ロズベルグにとっては悔しい結果となってしまいましたオーストリアGP。ハミルトンがロズベルグとの差を再び詰め、禍根を残しそうなこの接触でタイトル争いは益々熾烈を極めてきそうです。
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
5位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
6位 J.バトン マクラーレン・ホンダ
7位 R.グロジャン ハース・フェラーリ
8位 C.サインツ トロロッソ・フェラーリ
9位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
10位 P.ウェーレイン マノー・メルセデス
オーストリアGPです。舞台となるレッドブル・リンクは、かつてはエステルライヒリンクという名前で、その頃のレイアウトは高速コーナーが続く超ハイスピードコース。平均速度が、あのモンツァをも凌いだというのだからとんでも無いですね。その高速コーナーの中でも特にヤバかったのが1コーナーで、ほとんど全開で通過するにもかかわらず、坂の頂点にある為アプローチする段階になるまでコーナーを見ることが出来ないという勇気が試されるものでした。ハッキリいって勇気というよりは蛮勇と表現した方がいい気もしますが。1コーナーの先で何か事故があったらどうするの?まあ、その時はコースマーシャルが旗を振って教えてくれるから大丈夫でしょうが。名手ニキ・ラウダが最も難しいコーナーの1つに挙げていますね。その後はシケインに改修されましたが、見通しの悪さは相変わらずだったりしました。現在のレイアウトはティルケ先生が料理して出来上がったものですが、正に料理という表現がピッタリというか、コースの両端を包丁か何かでブッタ切った様な形をしています。この大胆な包丁捌きには、土井善晴先生もビックリですね(爆)。丘陵地帯特有のアップダウンはそのままに、かつての高速コーナーはブッタ切られて直角コーナーに、そして名物のボッシュコーナーは180度ターンから2つの直角コーナーを結ぶ様なレイアウトに………、って、あれ?これ全然別物になってますよ!まあ、共通点といえば2コーナーがブラインドになっているということぐらいでしょうか(ダメじゃん)。さて、決勝レースの方ですが、ポールはハミルトン。スタートを卒無くこなし、順調に周回を重ねます。しかし、2回目のピットインの後ブレーキングをミスし、その後ピットアウトしてきたロズベルグに先行を許してしまいます。その時点で先頭にいたフェルスタッペンですが、ロズベルグとハミルトンを抑えきれずに3番手に後退。終盤、メルセデス勢のワンツー体制でレースは進んでいきます。そして迎えたファイナルラップ、1コーナー立ち上がりから一気に差を詰めてきたハミルトン。2コーナーでアウト側からオーバーテイクを試みます。しかし、ロズベルグも譲らず接触、ハミルトンをアウト側に弾き飛ばし2コーナーを通過します。ハミルトンを従えて3コーナーに向かうロズベルグ。これで勝負あり、と思われましたがロズベルグのマシンは火花を散らし始めました。フロントウイングを始めマシンのダメージが思いの他酷くスローダウン。ハミルトン以下、後続のマシンに次々と抜かれていきます。結果、ハミルトンが優勝、そして、フェルスタッペン、ライコネンと続き、優勝が目の前にあったロズベルグは満身創痍で4位のフィニッシュ。ファイナルラップでまさかの展開となりました。久々に手に汗握るバトルをみた様に思います。ファイナル・ラップの1コーナー、ロズベルグが油断したのかは判りませんが、ハミルトンは一気に差を詰めてきました。ストレートとはいっても大きなRがついており、ハミルトンとしてはインを突いた格好です。そして2コーナーでアウト側の立ち位置になりました。ハミルトンは1コーナーの立ち上がりで、その瞬間行けると思ったから行った訳で、この判断は正しかったと思います。もし、ここで行かないのだったらレーシング・ドライバーなんか辞めた方がいいですね、マジで。2コーナーの侵入でロズベルグがアウト側に寄っている様にもみえますが、並びかけられたハミルトンと張り合う為にブレーキングを遅らせたからでしょう。残念ながら接触という結果に終わってしまいましたが通常のレーシング・アクシデントの範囲内ではないでしょうか。ダメージを負ったマシンで走行を続けたロズベルグにペナルティが下されたのも真っ当な判断といえます。ロズベルグにとっては悔しい結果となってしまいましたオーストリアGP。ハミルトンがロズベルグとの差を再び詰め、禍根を残しそうなこの接触でタイトル争いは益々熾烈を極めてきそうです。