日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

儲け下手(べた)

2023-04-07 | つれづれ
日本人は儲けることが苦手です。

高度成長期で人口がガンガン増えていた頃に
アメリカを真似て安く大量に商品を生産し
一個当たりの儲けが少なくてもトータルとしての利益を出すことに慣れてしまいました。

そう!
一円でも安く物を作ることに精を出し過ぎてきました。

しかし、現在は少子高齢化が進み
同時に生産年齢人口も減少し
このままでは、従来型の商売をしている企業は
バタバタと市場から消えてなくなることになります。

そこで諸外国の様子を見てみると。。。
しっかり儲けています。

作り過ぎずに希少性を演出し
ドンドン値段を高くすることで
自社の利益をしっかり確保する。

そこには無理な製造販売もなければ
一杯500円の牛丼の世界も
5000円で泊まれるホテル旅館もありません。

売価の理由を明確にし
同業他社が、とか
世間相場が、とか
安くしないと売れない、とか
そんな理由を横に置いて売価の理由を探すのです。

100円の原価のものに値段をつけるとき
日本人はせいぜい200円の売価を付けます。
理由は、
「100円も儲けが有るから」という何の根拠にもならない根拠です。

原価100円のものを
1,000円で売って何が悪い!
2,000円で売って何が悪い!
売価の裏付けはこれだ!!
そう言えるプライシングに慣れる必要があります。

日本の
良き製品
良きサービス
良き風景
良き文化

そろそろ安値一辺倒とはおさらばしたいものです。

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