金融機関担当者の「貸します」という口車(失礼)に乗って
半年間融資を待ち続け
最後の最後に
「貸せません」の一言で融資を断られたA社
「貸す貸す詐欺」に遭ってしまいました。
A社は、これから社会のお役に立てればと
数年前に資本参加している会社です。
仕方が無いので私個人の資金も含めて
弊社グループが資金援助することにしました。
支援の手法は「リースバック」
この春まで某社社長との間で
その社長の店舗兼自宅を
私が買ってその社長に貸(いわゆるリースバック)していました。
(この春無事にご家族に買い戻して頂きました)
今回は不動産ではなく動産
ただし、価値のないものや換価するのが難しいものはNGなので
A社の社有車を買い上げてその会社に貸し付けます。
実はよく似た手法は既にグループ内では採用してるのですが
グループ企業が何社もあるのでこのようなことが可能となります。
それにしても金融機関担当者の「貸す貸す詐欺」
社長の命や精神的苦痛など全く気にも留めていないようです。
貸してもらえなかった社長が
疲弊した声で
「最後に提出した書類は上司にさえ見せていないようだった」とのこと
若い担当者が自分の判断で貸さないのは結構ですが
長い間引っ張るだけ引っ張って
借り手側の資金がギリギリのところで
「貸せません」の一言はあまりと言えばあんまり
自分たちの言動が
取引先企業社長の命さえ左右するのだ
という自覚は持っていて欲しいものです。
それはそうとして、
支援する企業が今後どのような展開を見せて行くか?
楽しみにしながら支援していきたいと思います。