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今日も天気が良く気温も最高気温で19℃まで上がり4月下旬から5月上旬の気候でした。相変わらず剪定は捗らないでおります(^_^;)。昼近くに我が板柳町ふるさとセンターにある122年の老木の剪定しに出かけました。
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所変わって板柳町ふるさとセンターに来ました。「この樹は現在地の元園主、外崎豊次郎氏が自分のりんご園で育てていた樹で、明治~大正~昭和~平成と100年に渡って時代を見つめてきました。明治9年(1876年)に始まった板柳町のりんご生産の中でも古いりんごの樹で、当ふるさとセンターのブランドマークの原型にもなりました。平成4年(1992年)これからも、ふるさとを見つめ続けてもらおうと、この周辺の施設整備事業にともなって当ふるさとセンターの現在地に移植されたものです。(板柳町ふるさとセンターHP参照 http://www.town.itayanagi.aomori.jp/town/furusato/index.html)」
私がこの樹の剪定を手掛けてから今年で3年目になります。手がけた当初から衰弱が激しく皮の部分も日焼けを起こしそこが壊死して幹の空洞化し、腐食がかなり進んでいる状態でした。当初はふるさとセンターのブランドマークになっていましたが現在はその原型には程遠い状態になっています。でも何とかしないといけないと思い引き受けました。土の状態も良くなく土壌改良などをやってもらい。縄文開発さんに有効菌を土に注入したり根を活性化させる治療を施てもらいました。土は当時とは比べ物にならない位軟らかくなり良い状態になってきていくらかは枝の伸びが改善されました。でも、樹が年老いてきて養分を吸い上げる力が弱まって樹皮がだんだん日焼けを起こしています。これが元通りにになるのはありえなく腐食をいくらかでも遅らせるように出来る限り樹勢を回復させるのが先です。
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という事で伸びきった主枝の一部を切断しました。樹皮がなくなり著しく衰弱した部分を切り落として残った枝に養分を回す為です。
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形が壊れるけれども維持していくには仕方が無い事です。
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切り落としましたがやはり切り口は空洞化が進んでいます。
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剪定した後です。出来るだけ衰弱した枝や余分な花芽を落としたので少しは勢いが着くと思います。何と言ってもここの看板になる樹なので守らなくてはならないです。
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幹の状態は良くありませんが1年でも長く生きられるよう願うばかりです。
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そしてもしもの時の為にこの樹から出たひこばえの台木(ミツバカイドウ か?)にこの樹を剪定したふじの穂木を接ぎ木して子孫を残しておきます。株分けして3本のうち2本は別な場所に移動して育てておくと言う方法です。この樹の後継を作っておきました。毎年が私にとっては勉強です。たまたまここに来て観察したいと思います。