みなさんこんばんは。
最近、ワタシがラジコンサーキットに出向くと、いろんな方からマシンが上手く走らないと、
ご相談を頂くことが増えてきました。
とてもありがたいことで、ワタシを見かけたらぜひお気軽にお声掛け戴ければと思うのですが、
なかなか見つからないとか、なんだか声がかけづらいとか言うこともあるのかもしれませんよね。
ということで、最近ご相談を頂いた中でちょっとワタシが気づいたラジコンセッティングで、
結構な割合で起きている勘違いや症状などをここで例を挙げることでお役に立てるのではないかと、
考えてみた次第です。
本日は”どうにもリアグリップが足りなくて・・・”とか、”コーナー立ち上がりで巻くんですが”とか、
お困りの方で比較的共通して陥っている認識違いの例を紹介させてください。
上の画像はワタシのDESTINY SRFバージョンです。
良い車のはずなんですが、なぜかリアが不安定でタイトコーナーの立ち上がりで巻くこともありました。
こちらは対策後のマシンです。センターショックが違うとかが対策ではないです。
対策後はリアが非常に安定して、本来の性能をちゃんと発揮してくれて絶好調になりました。
なにが原因でリアの安定感が改善したか、おわかりになりますでしょうかね?
答えはアッカーマン変更です。
対策前の画像ではステアリングタイロッドが真っ直ぐに近い状態に見えると思います。
でも、対策後の画像ではステアリングサーボがマシン前側にずれてタイロッドがハの字に、
見えると思います。
そう、ワタシのところに相談に来られる方でリアの安定感に問題を抱えていらっしゃる方は、
大体ステアリングタイロッドがほぼほぼ真っ直ぐな方が多かったです。
そして、対策後の画像のようにステアリングサーボをマシン前側にずらすと大体は改善しました。
相談に来られた方にお聞きすると、ステアリングタイロッドは真っ直ぐの方が良いと思ったとか、
速い方がそうしているから、とかいう理由のようでした。
速い方はいろいろ考えてマシン全体見直した結果、そのアッカーマンに行き着いたのであって、
そこだけ真似すると上手くいかないという訳なんですよね。
正直、アッカーマンはいじるとマシン特性が大きく変わりますので、本来はマシンを組んだら最初に、
アッカーマンを調整して良いところを探し出し、そこからマシンの各部調整でマシンセッティングを進める、
というのが良いかなと考えています。
要すればアッカーマンは新車シェイクダウン時点、ないしは初めてのサーキットとかでマシンが全く走らない、
そんな時に初めてやむ無くいじる項目だと、ワタシは個人的に考えています。
いかがだったでしょうか?
これからも折に触れて、このようなtipsをこのブログで挙げていきたいと思います。
また、ワタシを見かけた方でお困りの項目あれば、お聞き戴ければ可能な限りお手伝いさせて戴きますので、
お気軽にお声掛けくださいね。お金なんて取ったりしませんからご安心ください。
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