読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『おきゃくさまはオバケ!』(小4に読んだ本)

2023年11月30日 | 想像の翼を広げる本
11月も終わりですが…小学生国語クラスでは、先月半ばから今月半ばまでこちらの本を読んでいました。
 ハロウィンの話のようですが、ハロウィンではありません。

季節はハロウィンと同じ頃、お裁縫魔女シルクのもとにシーツおばけ(シーツを被ったようなおばけ)から依頼がありました。
それは、自分たちに素敵な服を作ってほしいというもの。
今度、自分たちのお姉さんの結婚式があり、彼らは「リングベアラー」と「フラワーガール」をするようなのです。
けれども、シーツおばけに素敵な服を作るのはなかなか難しいようで…。

今回のあんびるやすこさんの作品も、前回同様、紅茶やおしゃれな布素材に紛れて、偏見や差別などについても考えさせられます。
かわいいお花や服の世界を楽しみながら、実は人間関係の在り方などについても知らないうちに考えてしまうことになる一作です。

クラスでは、登場人物のセリフの部分を生徒さんに読んでもらいました。
とても上手に読んでくれるので、私も生徒さんと一緒に音読を楽しめました。
児童書を読むと子供の語彙が増えていくことを、生徒さんを見ながら実感しています。
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『いたずら人形チョロップ』(小3に紹介した本)

2023年02月08日 | 想像の翼を広げる本
先週の小3国語オンラインクラスでは、長文読解で取り上げられていた、こちらの本をご紹介しました。
チョロップは、バザーのために作られた、古い布でできた人形です。
チョロップを作ったおばあさんは、いたずらを考えるのが大好き。
そんなおばあさんに作られたチョロップも、いたずら好きの人形になりました。

チョロップがもらわれていったのは、一家そろって気難しいキムヅカさんの家です。
チョロップは、そこの飼い犬シロと組んで、次々をいたずらを仕掛けます。
すると、キムヅカさんたちに少しずつ変化が…


チョロップのいたずらは、周りを笑顔にするいたずらです。
時には、キムヅカ家のピンチを救うことも!
少しずつ変わっていくキムヅカさん一家。
読むとあたたかい気持ちになれる1冊です。
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『いえでででんしゃはこしょうちゅう?』(小3に紹介した本)

2022年11月06日 | 想像の翼を広げる本
小3国語オンラインクラスで紹介した2冊目の本は、こちらです。
 「いえでででんしゃ」は家出をした子どもの前に現れる、不思議な電車です。
レールの上を走るのではなく、空を飛んだり、深い海に潜ったりします。
主人公の小学3年生のさくら子は、2か月ほど前の冬休みの終わりに乗りました。
乗ってくるのも、人間だけではなく、鳥や深海魚など色々です。
家出してきた子どもなら、誰でも乗れるのです。

この日はさくら子の誕生日。
けれど、まだ1歳にならない妹が突然高熱を出して、入院することになってしまいました。
お母さんも、妹の付き添いで家にはいません。
お父さんは会社です。
誕生日なのに、一人ぼっち。
仕方がないと分かっているけれども、さくら子はだんだん腹が立ってきました。
すると、部屋の中で誰かの声がしました。
さくら子がゴルフクラブを握りしめ、「だれだ。でてきなさいよ」と叫ぶと…

全体的にはファンタジーで面白いお話なのですが、戦争や平和についても考えさせられる展開になっていて、色々考えさせられます。
この本は、子どもと大人で感想が異なるかもしれません。
大人は自分たちの行動を反省させられるかも…?

この本の前作はこちら。
 『いえでででんしゃはこしょうちゅう?』から読んでも十分楽しめますが、第一作のこちらを読んでからの方が、背景がより分かるかもしれません。
かくいう私も『いえでででんしゃ』はまだ読んでいないので、今度読んでみます!

ちなみに、こちらのシリーズは「バッテリー」で知られるあさのあつこさんの作品です。

それにしても、よい本はブログのカテゴリー分けが難しいですね…。
今回は「想像の翼を広げる本」にしましたが、「気持ち・心・体の本」でも「戦争について考える本」でも「命・人生について考える本」でも「哲学・生き方の本」でもよい気がします。
簡単にカテゴリー分けできないこちらの本。
是非、親子でお読みいただきたいと思います。
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『なんでも魔女商会 お洋服リフォーム支店』(小3に読んだ本)

2022年10月03日 | 想像の翼を広げる本
私どもの塾の小学生クラスでは、授業の最後の10分間を活用して読み聞かせを行っています。
読む本は、何冊かこちらが用意しておき、その中から生徒さんに選んでもらいます。
最初の何冊か選ぶ段階では私の意思が反映されていますが、「最終的に選ぶのは生徒さん」。その積み重ねが、生徒さんの自主性を育むことにつながるのではないでしょうか。自分の子どもを育てるような気持ちで、小規模塾だからこそできることに取り組んでいます。

さて、先週の小学生国語クラスでは、生徒さんが選んだこちらの本を読みました。
 以前、小学生新聞で著者の方のインタビューが取り上げられていて、気になっていた「なんでも魔女商会シリーズ」。我が家は電車や虫が好きな息子二人なので、こういう本を読む機会がなかったのですが、今回、晴れて読めて嬉しいです!

主人公の女の子ナナは、1週間前に都会から緑いっぱいの小さな町へ引っ越してきたばかり。
ふざけあえる友達は、まだいません。
けれども、引っ越してきてよかったことが1つありました。
それは、学校と新しい家の間にある小さな森。
森の入口にある、小さな木の橋のところまでくると、ナナは自然とにっこりしてしまうのです。

ある日、ナナは森の奥に、古いレンガ造りの家が見えることに気がつき…


かわいらしい挿絵やお洋服リフォーム支店の細かい描写など、おしゃれやファッションに興味のあるお子さんでしたら、この本はきっと楽しめると思います。
「魔女」だけに(?)全部で13章に分かれているのですが、先週の授業では3章まで読みました。生徒さんも、楽しそうでした!
しばらく、こちらの本を読んでいく予定です。

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『トチノキ村の雑貨屋さん』(小3に紹介した本)

2022年09月02日 | 想像の翼を広げる本
先週の小3オンライン国語クラスでは、長文読解問題で使用されていたこちらの本をご紹介しました。
 サクラさんは、山の村の雑貨屋さんをきりもりするおばあさん。
そして、この雑貨屋さんには、カッパやキツネなど色々なお客様がやってきます。
この本には、この雑貨屋さんにまつわるお話が6話収録されています。それぞれ1話ずつ読んでももちろん楽しいのですが、第1話のエピソードが最終話につながるなど、全体の構成もとても面白いです。
春夏秋冬、それぞれの季節感が存分に味わえるお話で、どの登場人物(生物?)も優しく、心温まります。そして、雑貨屋さんで物の交換をしているのですが、お金は介していないのです!お金を介していないからこそ、相手から受け取ったものが、受け取った人の生活の中で生きてくる様子がリアルに立ち上がってきます。本当の豊かさとは、こんなことなのだろうなぁと思わされます。
読んでいる間は、時間の流れが、心なしかゆっくり感じられました。

国語の物語文などを解いていてお話の前後が気になるときは、もとの本を読んでみるのをお勧めします!読書の楽しさに目覚めるきっかけになるかもしれません。
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