先日のアメリカでの白人警官による黒人市民に対する事件が、波紋を広げています。
生徒さん達もニュースを目にする機会が多かったのではないでしょうか。
そこで、先週の小学生国語道場クラスでは、こちらの本を読みました。
パトリシアは、ドレスに着替えてそわそわしています。
今日は、一人で”あの場所”に行く日なのです。
おばあちゃんの許しを得て、パトリシアは元気に出かけていきました。
けれども、バスの中、公園のベンチ、ホテルの中…パトリシアには理不尽なことばかり起きます。
つらくて、涙をこぼすパトリシア。
パトリシアは無事に”あの場所”にたどり着けるのでしょうか。
最後のページのパトリシアの表情はとても素敵です。
この物語の中の出来事は、著者の子ども時代に本当にあったことなのだそうです。
肌の色によって様々な場所で差別を受けるつらさは、日本国内で日本人として暮らしていると実感しにくいですが、絵本を通してパトリシアと同じ気持ちになれば、少しは分かるのではないでしょうか。
そして、パトリシアにとっての特別な”あの場所”がどこなのか、絵本を読んで確かめていただきたいと思います。
お子さんたちも、熱心に聞いてくれました。
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