読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『わたしのとくべつな場所』(小5に読んだ本)

2020年06月24日 | 世界に目を向ける本
先日のアメリカでの白人警官による黒人市民に対する事件が、波紋を広げています。
生徒さん達もニュースを目にする機会が多かったのではないでしょうか。
そこで、先週の小学生国語道場クラスでは、こちらの本を読みました。

 パトリシアは、ドレスに着替えてそわそわしています。
今日は、一人で”あの場所”に行く日なのです。
おばあちゃんの許しを得て、パトリシアは元気に出かけていきました。

けれども、バスの中、公園のベンチ、ホテルの中…パトリシアには理不尽なことばかり起きます。
つらくて、涙をこぼすパトリシア。
パトリシアは無事に”あの場所”にたどり着けるのでしょうか。

最後のページのパトリシアの表情はとても素敵です。


この物語の中の出来事は、著者の子ども時代に本当にあったことなのだそうです。
肌の色によって様々な場所で差別を受けるつらさは、日本国内で日本人として暮らしていると実感しにくいですが、絵本を通してパトリシアと同じ気持ちになれば、少しは分かるのではないでしょうか。
そして、パトリシアにとっての特別な”あの場所”がどこなのか、絵本を読んで確かめていただきたいと思います。

お子さんたちも、熱心に聞いてくれました。
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『まるいちきゅうのまるいちにち』(小2に読んだ本)

2020年01月29日 | 世界に目を向ける本
先週の小2国語クラスでは、こちらの本を読みました。

 前の週に、小学生国語道場クラスでも読んだ、こちらの本(そのときの様子は、こちらをクリック)。小2クラスでも読んでみました。
教室には大きな地球儀があるので、絵本を読む前に少しお勉強。
地球の場所によって、同じ瞬間でも時間が違ったり、昼と夜とが逆になっていたりすることを地球儀を使って説明しました。

それから絵本を読んだのですが、お子さんは時間が違うことにとても興味を持ってくれて、読んでいて楽しかったです。
本来でしたら、時差についての知識を得る前に、この絵本で不思議さを知る方がいいのかもしれないのですが、塾では1回しか読めないので、今回は先に時差(この言葉は使っていませんが)について少し紹介してから読みました。

ちょうど1月1日の一日の様子なので、季節的にもぴったりだと思います。

こちらは、私が子供の頃に実家で繰り返し読んでいた絵本で、私にとっても思い出深い1冊です。
実家には、安野光雅さんの絵本がたくさんありました。
『ふしぎなえ』や算数の絵本など…。
今思うと、小さい頃に良質な絵本に触れさせてもらっていたんだなぁと思います。
両親に感謝、ですね!

本は心の栄養だと思います。
今、塾で読んでいる絵本が、少しでもお子さんたちの心に残ってくれたら、本当に嬉しいです。
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『まるいちきゅうのまるいちにち』(小4・小6に読んだ本)

2020年01月23日 | 世界に目を向ける本
先週の小学生国語道場では、こちらの本を読みました。

 この絵本は、世界8か国8人の絵本作家さんと、安野光雅さんが作った絵本です。
ある年の1月1日 ロンドングリニッジ標準時0時に合わせて始まります。
ロンドンでは深夜の0時ですが、日本では朝の9時。
日本では冬ですが、オーストラリアでは夏。
地球上の同じ瞬間に、色々なことが起きていることが一目でわかります。

そして、その国を担当しているのは、その国を代表するような絵本作家さんばかり!
アメリカは、『はらぺこあおむし』のエリック・カールさん、
イギリスは『ゆきだるま』のレイモンド・ブリックスさん、
日本は『こんとあき』の林明子さん、などなど豪華な顔ぶれです。

ページをめくるたびに3時間が過ぎるのですが、それぞれの場所にそれぞれのドラマがあります。

お子さんたちは、身を乗り出して、興味津々で聞いてくれました。
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『ウルスリのすず』(小4・小6に読んだ本)

2019年12月31日 | 世界に目を向ける本
小学生国語クラスでは、毎回、小学生新聞の記事を音読しています。
先日は、「寒い冬 それぞれの過ごし方」というテーマで選ばれた本が紹介されている記事を読みました。
お子さんたちから「読んでみたい!」というリクエストをいただいたので、今年最後の授業では、記事で紹介されていた本の中から1冊読みました。

 主人公ウルスリはアルプスの山奥に両親と暮らす男の子。
村で行われる「すず行列」の前日、他の子どもたちと一緒に鈴を借りに行きました。皆、色々な鈴をもらいましたが…ウルスリがもらったのは一番小さい鈴でした…。
「すず行列」では、大きな鈴を持っている子が先頭で、小さい鈴を持っている子は後ろからついていかなければならないのです。
ウルスリはしょんぼりしていましたが…、ふと、思い出しました!
うちの山の夏小屋に、ずっと前から大きい鈴がかかってたじゃないか?
ウルスリは、鈴を探しに山小屋へ向かいます。

ウルスリは無事に鈴を見つけることができるのでしょうか?

一面に雪が積もった山、明るい朝日…スイスの冬を過ごしているかのような気持ちになれる1冊です。ウルスリの生き生きとした姿も素敵ですよ。
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『せかいのひとびと』(小4・小6に読んだ本)

2019年07月18日 | 世界に目を向ける本
先週の小学生国語道場では、こちらの本を読みました。
 この本では、世界の様々な国の人々の生活や文化について描かれています。
体の大きさの違いや、皮膚の色の違い、着るものやおしゃれの違い…。
世界にはものすごい数の人がいるけれど、みんな一人ひとりちがっていることを理解することができます。
そして、自分と違っているというだけでよその人を嫌うのはおかしいということを、うまく示してくれます。

人との違いが気になってくる小学高学年のお子さんたちに、読んでもらいたい絵本です。

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