読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『風をつかまえたウィリアム』(絵本)

2013年10月16日 | 社会に目を向ける本
今日の小学生国語道場クラスで読んだこちらの本は、カテゴリー分けするのに悩みました…。
世界に目を向けることもできるし、生き方の本でもあるし、技術系の要素もあるし…。
色々学べる絵本であることは、確かです

結局、「社会に目を向ける本」としました
風をつかまえたウィリアム
ウィリアム・カムクワンバ ブライアン・ミラー・文 エリザベス・ズーノン・絵 さくまゆみこ・訳
さえら書房

アフリカのマラウィという国に住んでいるウィリアム少年が、物語の主人公です。
この村には電気がきていません。
人々は、暗くなると家に帰って、すぐに寝ています。

しかし、ウィリアムは、暗い中で色々考えるのが好きでした。
また、何かを作ったり、分解したりするのも好きでした。

その頃、雨の降らない日が続き、畑の作物は枯れてしまいました。
食べ物がないので、マラウィの人たちは、おなかがぺこぺこです。
作物が実らないと、お金が入りません。
ウィリアムは、学校のお金が払えなくなり、学校に行けなくなってしまいました。
ウィリアムはがっかりしました。

でも、ウィリアムは、通りの向こうに図書館があったことを思い出しました。
そこには、あざやかな写真がついた科学の本がありました。英語で書かれています。

ウィリアムは辞書を片手に読んでいきました。
その中で、一番気に入ったのは、「風車」の写真です。
そこでには、「風車は、電気を生み出したり、水をくんだりすることができます。」と書かれていました。

「風車」は命をつなぎとめる手立てだと思ったウィリアムは、自分で、風車を作り始めるのです


このお話は、実話です。
ウィリアムは、現在、アメリカのダートマス大学で学んでいます(いきさつは、絵本の最後に載っている文章をご覧ください)。
行動することの大切さが伝わってきます
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