読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『きりのなかのはりねずみ』(小1に読んだ本)

2016年12月05日 | 想像の翼を広げる本
当塾の国語クラスでは、新聞記事の音読をしています。
小学生は小学生新聞の記事、中学生は一般紙の記事を読みます。
お子さんたちも、興味を持って読んでくれることが多く、私も嬉しく思っています♪

先日の小1・小3国語クラスでは、小学生新聞の書評欄を読みました。
読み終わったお子さんたちからは、「この本、読んでみたい!」という感想が。

そこで、リクエストにお応えして、11月最終週の小1国語クラスではこちらの本を読みました。
きりのなかのはりねずみ (世界傑作絵本シリーズ)
ノルシュテインとコズロフ・作 ヤルブーソヴァ・絵 こじまひろこ・訳
福音館書店

日が沈んで、あたりが薄暗くなってきました。
はりねずみはこぐまの家にでかけます。
二人でお茶を飲みながら、星を数えるのです。
はりねずみは、こぐまの大好きな野イチゴのはちみつ煮を持ちました。

暗い中、こぐまの家へ一人で向かうはりねずみ。

霧が立ち込めてきました。
霧の中には、白い馬が浮かんでいます。

はりねずみはドキドキしてきます…。

はりねずみは、こぐまの家へ無事にたどり着けるのでしょうか?


この絵本の雰囲気は、なかなか言葉で表しにくい…。
ぜひ読んで味わっていただきたいと思います。
私が小さい子どもだったら、この絵本は「こわい絵本」として認識していたでしょう
暗い場面や不思議な場面の連続と、迷子になるという状況…子どもにとっては怖いだろうなぁ~。
こぐまくんと出会う最後の場面では、ホッとします。

でも、この「怖い感じ」を味わいたくて、繰り返し読んでしまいそう!
中毒性がありそうな絵本です。

クラスでも、お子さんは絵本の世界に引き込まれるような表情で聞いていました。

全体的に暗く静かな雰囲気なので、寝る前の読み聞かせにもぴったりだと思います。
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『日本の材木 杉』(小5・小6に読んだ本)

2016年12月05日 | 自然・宇宙・生き物・食べ物の本
国語道場クラスの小5生は、現在白神山地についての長文読解に取り組んでいます。
その文章に、「木材として使いやすい杉が植えられるようになった」という内容のくだりがあり、お子さんたちと地元の山武杉の話題になりました。
私が「『杉』についての本もあるよ」と言ったところ、「読みたい!」という返事が。

そこで、11月第3週の小学国語道場での読み聞かせでは、こちらの本を読みました。
日本の材木 杉 (絵本〈気になる日本の木〉シリーズ)
ゆのきようこ・文 阿部伸二・絵
理論社

「杉発見の旅」という、SUGIツアーズが主催するバス旅行(?)への特別招待状が届きます。
バス旅行に参加するのは、以下の4名。

スギタケルノオオキミ様(弥生時代の人?)
杉守板義様(戦国時代の人?)
一心太助様(江戸時代の人?)
杉本茂様(現代人?)

杉田杉子というバスガイドさんとともに、出発です!

参加者を見たお子さんたちは、「ひとりを除いてキャラが濃い…」と言っていましたが…。

この本では、昔から現在に至るまで、日本人の生活において杉がいかに活用されてきたかということが描かれています。

詳しく書き始めるときりがないですが…橋や船、家具、おけやたるなど、杉の木は様々なものに加工され、日本人の生活を支えてくれていることが分かります。

また、現在の杉林についての状況にも言及されていて、日本の木材について様々な視点から考えることができます。

お子さんたちも、興味深そうに聞いてくれました。
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