先週の小学生国語道場では、こちらの本を読みました。
(こちらのリンク先はAmazonに出店しているお店で、値段設定がややお高め(?)ですので、購入される際は比較検討することをお勧めします。)
この絵本は、フィボナッチ数列で知られるレオナルド・フィボナッチの絵本です。
彼の生涯はほとんど知られていないそうで、伝記のように描かれているこの物語は、わずかに知られていることをもとに想像を加えて描かれています。
フィボナッチは、この絵本にも登場する「うさぎの問題」に出てくる規則的な数の並び、フィボナッチ数列で知られています。彼自身は、その数の重要性を認識していなかったと言われていますが、フィボナッチ数は植物や生物のような自然のものはもちろん、人間の想像力の産物である建築物や音楽、美術、詩などにも姿を現します。
この絵本は、そのような数や自然界の不思議に興味を持つきっかけになるのではないでしょうか。
ちなみに、「うさぎの問題」は、じっくり考える時間がほしくなりますので、読み聞かせよりも一人読みに向いている絵本かもしれません。(クラスでは、考える時間を十分とることができませんでした…。「頭の体操」のように、制限時間を設けて生徒さんたちに考えてもらったら、もっと盛り上がったかもしれませんね。)
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