先週の小学生国語クラスでは、こちらの本を読みました。
小学5年生の教科書にも載っている、こちらの作品。
生徒さんからのリクエストで読みました。
月明かりに照らされた、青白く凍った雪。
きつねの子の紺三郎と人間の子の四郎とかん子。
きつねたちと人間の子供たちが一緒に見る、幻灯。
宮沢賢治の詩的な文章が素晴らしく、どの場面も情景が浮かんできます。
所々で入る「かた雪かんこ、しみ雪しんこ♪キックキックトントン♪」の歌がリズミカルで、毎回お子さんたちと一緒に調子をつけながら読むのがお約束。読んでいるうちに、楽しい気分になってきますよ!
きつねたちと人間の子供たちが心を通わせる最後の場面は、何度読んでも胸がいっぱいに…。
個人的には、この作品は教科書よりも先に絵本等で出合って、自由な感性で楽しんでいただきたいなぁと思います。
生徒さんは楽しそうに聞いてくれました。
ちなみに、『雪わたり』は、宮沢賢治が生前原稿料をもらった唯一の作品だと言われているそうです。
宮沢賢治といい、ゴッホといい、本人が生きている間には正しく評価されない天才は、実はたくさんいるのではないかと思います…。
さて、いもとようこさんが大好きな生徒さんのために読んできた「大人になっても忘れたくない いもとようこ名作絵本」シリーズ。生徒さんが自分で読んだものも含めると、すべて読み終えてしまったようです。
次は、何を読もうかなぁ…。
こうして考える時間も、楽しいひと時です。
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