東日本の大震災が発生してまもなく1年になろうとしているが
環境省が被災した東北の岩手、宮城、福島3県沿岸部(福島の
警戒区域を除く)のがれきの処理状況を公表した
2252万8000トンのがれきのうち、埋め立てや再利用などの最終
処分を終えた量は、20日時点で計117万6000トンと全体の5%
にとどまっているという
環境省は岩手、宮城両県の木材がれき400万トンを被災地外で
広域処理を行うことを想定しているが、現在は東京都や山形県
が受け入れているだけで2014年3月末までに全てのがれき
を最終処分する政府目標の達成は厳しい状況という
岩手、宮城両県の震災がれきの一部を両県外で受け入れるよう
環境省が呼びかけている広域処理について処理に必要な焼却
施設を持つ自治体などに対して受け入れ要請をしているのは
10都府県にとどまっているそうだ
これは毎日新聞が1月下旬~2月上旬にかけて実施した全都道
府県調査で震災がれき受け入れ要請について
「要請している」
「検討中」
「検討していない」
の選択肢のうち
●「検討している」と回答したのは10都府県、うち青森、山形と
東京が実際に受け入れ済み
●独自に放射性物質濃度などの受け入れ基準を定めるなど具体
的な対応をとっていたのは秋田、埼玉、神奈川、静岡、大阪の
5府県。「検討中」としたのは7府県。
●26道県が「消極的」
うち13県は要請の「検討もせず」
(国からがれき受け入れを求められていない沖縄と東北3県を除く)
受け入れが進まない背景には、がれき処理後の焼却灰の放射性
物質濃度に関する国の基準に対する安全性の疑問や住民の理解
が得られない等の意見もあるらしい
それにしても、もう1年もたって5%とはあまりに遅速過ぎる
受け入れに対する「安全性」が障害になっているのなら国は示し
た基準の安全性についてもっと広く理解を深める努力をしないの
か、このままで大量のがれき処理はすすまないだろう
震災発生2日後の3月13日に関西広域連合では全国に一早く
震災支援対策に動き、被害の大きかった3県に府県単位で担当
する県を割り当てて支援活動に入ったことで注目された
その後も支援活動は続いていると思うが、がれき処理についても
関西広域連合として早くから検討をされているようだがまとまら
ないのかな
京都府は京都市、舞鶴市、亀岡市、伊根町、船井郡衛生管理組合
が受け入れる意向を示し年間計5万3500トンを地元焼却施設
で処理するという
橋下さんがいち早く受け入れを発表した大阪市もまだ具体的には
動いていないのか?
面積が狭い上、ほとんどが人の住む大阪府下の自治体で受け入れ
るには様ざまな意見があって納得まで時間がかかるのかもしれな
いが早く独自の受け入れ基準をつくってすすめてほしい
先日、静岡県島田市が岩手県山田町のがれきの試験焼却を始めた
というニュースが報じられていたが、それがきっかけになって全
国に広げていくきっかけにしないと処理はすすまないのでは?
それにしても26道県が消極的で、そのうち13県は検討もして
いないとは驚いた
18日付けの日経新聞の社説で「がれき処理に理解深めよう」と
いう記事があった
環境省が広域処理の対象にしているのは宮城県と岩手県の沿岸部
で発生したがれきで、福島県内のがれきは当面の間、県内にとど
めることになっているそうだ
これもおかしい
一番困っているのは原発に近いところでがれきに囲まれた福島県
ではないか、それを広域処理から外すというのはどういうことか?
(日経社説 24.2.18)
がれき処理について関西の取り組みの一部
大阪府 http://www.pref.osaka.jp/koho/tohoku_jishin/index.html
京都府 http://www.pref.kyoto.jp/saigaishien/
兵庫県 http://web.pref.hyogo.jp/ac02/index_d.html
関西広域連合震災対応 http://www.kouiki-kansai.jp/index.php
環境省が被災した東北の岩手、宮城、福島3県沿岸部(福島の
警戒区域を除く)のがれきの処理状況を公表した
2252万8000トンのがれきのうち、埋め立てや再利用などの最終
処分を終えた量は、20日時点で計117万6000トンと全体の5%
にとどまっているという
環境省は岩手、宮城両県の木材がれき400万トンを被災地外で
広域処理を行うことを想定しているが、現在は東京都や山形県
が受け入れているだけで2014年3月末までに全てのがれき
を最終処分する政府目標の達成は厳しい状況という
岩手、宮城両県の震災がれきの一部を両県外で受け入れるよう
環境省が呼びかけている広域処理について処理に必要な焼却
施設を持つ自治体などに対して受け入れ要請をしているのは
10都府県にとどまっているそうだ
これは毎日新聞が1月下旬~2月上旬にかけて実施した全都道
府県調査で震災がれき受け入れ要請について
「要請している」
「検討中」
「検討していない」
の選択肢のうち
●「検討している」と回答したのは10都府県、うち青森、山形と
東京が実際に受け入れ済み
●独自に放射性物質濃度などの受け入れ基準を定めるなど具体
的な対応をとっていたのは秋田、埼玉、神奈川、静岡、大阪の
5府県。「検討中」としたのは7府県。
●26道県が「消極的」
うち13県は要請の「検討もせず」
(国からがれき受け入れを求められていない沖縄と東北3県を除く)
受け入れが進まない背景には、がれき処理後の焼却灰の放射性
物質濃度に関する国の基準に対する安全性の疑問や住民の理解
が得られない等の意見もあるらしい
それにしても、もう1年もたって5%とはあまりに遅速過ぎる
受け入れに対する「安全性」が障害になっているのなら国は示し
た基準の安全性についてもっと広く理解を深める努力をしないの
か、このままで大量のがれき処理はすすまないだろう
震災発生2日後の3月13日に関西広域連合では全国に一早く
震災支援対策に動き、被害の大きかった3県に府県単位で担当
する県を割り当てて支援活動に入ったことで注目された
その後も支援活動は続いていると思うが、がれき処理についても
関西広域連合として早くから検討をされているようだがまとまら
ないのかな
京都府は京都市、舞鶴市、亀岡市、伊根町、船井郡衛生管理組合
が受け入れる意向を示し年間計5万3500トンを地元焼却施設
で処理するという
橋下さんがいち早く受け入れを発表した大阪市もまだ具体的には
動いていないのか?
面積が狭い上、ほとんどが人の住む大阪府下の自治体で受け入れ
るには様ざまな意見があって納得まで時間がかかるのかもしれな
いが早く独自の受け入れ基準をつくってすすめてほしい
先日、静岡県島田市が岩手県山田町のがれきの試験焼却を始めた
というニュースが報じられていたが、それがきっかけになって全
国に広げていくきっかけにしないと処理はすすまないのでは?
それにしても26道県が消極的で、そのうち13県は検討もして
いないとは驚いた
18日付けの日経新聞の社説で「がれき処理に理解深めよう」と
いう記事があった
環境省が広域処理の対象にしているのは宮城県と岩手県の沿岸部
で発生したがれきで、福島県内のがれきは当面の間、県内にとど
めることになっているそうだ
これもおかしい
一番困っているのは原発に近いところでがれきに囲まれた福島県
ではないか、それを広域処理から外すというのはどういうことか?
(日経社説 24.2.18)
がれき処理について関西の取り組みの一部
大阪府 http://www.pref.osaka.jp/koho/tohoku_jishin/index.html
京都府 http://www.pref.kyoto.jp/saigaishien/
兵庫県 http://web.pref.hyogo.jp/ac02/index_d.html
関西広域連合震災対応 http://www.kouiki-kansai.jp/index.php