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息子からのプレゼント!

2012-02-27 20:17:10 | 家族
昨日は二年ぶりに戻ってきた息子が家内から20箱
余の段ボールの中身と本箱の整理を言いつけられて
必死で点検をしていた

しかしとても一日では片付かない
多くは点検ができないままに廃棄処分の決断をして
わずか数冊を紙袋に入れて帰京した

延期していたマンションの改装のため不用な物を処分
をしてきたが息子のものには手をつけておらず帰宅を
待っていた

息子が押し入れや棚の上に積まれていた段ボールを出
して点検をしているのをのぞき見してびっくりした

幼稚園の時から小学校の六年生までの連絡用プリント
やノート、教科書、採点済のテスト用紙が、学年別に
きれいにファイルされて段ボール別に保存されている

あどけない文字で書かれた国語や算数などのプリンと
はきれいな状態で整理され保存されていた

中学、高校の六年分は、息子が自分で同じように整理
して段ボールに明細を書いて保存していた

それを見ていると本人はなつかしいのだろう、整理は
一向に進まないようで、つい、こちらも首を突っ込ん
で作業ははかどらない

とうとう”もう捨てていい!”と息子は白旗を上げた
親としては子供の成長記録だから残しておいてやりた
いが残していても見ることはないだろう
と親も白旗あげて廃棄処分決定!

さらに5本ある大型の本箱の本をどうするか?
絵本や受験用のものは廃棄処分していたが、なにしろ
小学生から高校三年生までに買って読んだ本の冊数は
半端ではなく、よくもこれだけ読書したものだと感心
するやらあきれるやら・・・

司馬遼太郎や池波正太郎、海音寺潮五郎、西村京太郎
の本も沢山ある
全集や大河ドラマ本やドラえもんもあるぞ!

本の処分はこちらに一存してもらうことにした
どこかに寄付するか親が生涯かけて読むか
(オーバー?)でも、丁寧に読んでいるのできれいだ

息子が処分する高校の教科書が入った段ボールを開け
”この本はいまでも使える”と三冊を手渡してくれた


高校の日本史の教科書と資料本だ!
高校1年のクラス名と息子の名前が書かれた1992年
発行のもの、ページをめくると物差しできれいに赤線が
引かれところどころに鉛筆書きされたメモがある

それにしてもその教科書のことがよく頭に浮かんだもの
だと感心した


20年後になって息子の教科書を自分が使うことになろ
うとは夢にも思わなかったのでうれしかった
息子から段ボールに詰められたまま17年たって箱から
とりだされた教科書も喜んでいるだろうと思った


日本史だけでなく他の科の教科書も見れば面白いと思う
けれど何しろ部屋の荷物は最小にしないといけないので
みんな本箱とともに処分が決まった

どこのお家でも、きっと、いつの時点かで、同じような
ことがあったのだろうと思う
子供にとっても親にとっても成長の証となる記録なので
廃棄するのはつらいこと

その廃棄処分が難しい
紙の廃品業者は、以前、自分の本や資料を大量にお願い
した時、散々、嫌味を言われて、その時限りと言われた
ので、どうする?

そうそう、おもちゃ類も段ボールからいっぱい出てきた
電車はかなりある、これは、マニアならほしがるもの
自分が集めてきたものだから簡単に譲ることはできない

ということで玄関横から隣の部屋にまで段ボールが散乱?
ここまできちんと整理してきた家内にすればなんのために
と思っているだろうか?

実は自分の子供の頃のそれらも実家の倉庫に母が整理し
まさにお蔵入りしたまま半世紀が過ぎた
母が生前、”あんたが見てくれないと捨てられない”
といい続けていたことを思い出す

”いらんから捨てていい”といくら言っても見てくれないと
捨てられないと拒んでいたことが昨日の家内と重なる
母親の気持ちはわからない

とにかく息子からプレゼントされた三冊の歴史書は大事に
使いたい、他にも本箱にある歴史物は全部もらっておく
ただし、どの本にも阪神淡路大震災の記事はない

親子ともども、あれから20年も過ぎた
阪神淡路大震災、そして、東日本の大震災
まさか、あの時、20年後の日本史教科書にその悲惨な
歴史が書き加えられるとは思わなかった。