ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

主イエス変容の日

2006年08月07日 | ショートメッセージ
(ルカによる福音書34:28-36)

8月には、教会にとって大切な二つの記念日があります。
そのうちひとつが本日8月6日のイエス様が山上で神の栄光に包まれて、
そのお姿がまばゆいばかりに白く変わられたことを記念する容貌の祝日です。
ちなみに、もうひとつが8月15日聖母マリアの記念日です。
私たちにとって、それぞれがとても大切な日であるということができます。

そして、日本の教会においては、
これらの二つの日が別の意味で重要な意味をもっております。

今日、8月6日は広島にあの原子爆弾が投下され、
多くの命が失われた日でもあります。
また、もうひとの8月15日は、
この太平洋戦争の敗戦がもたらされた日でもあります。
これらの祝日をお祝いする時に、
同時に私たちはこの世界が平和でありますようにと
神様にお祈りする日とすべきではないでしょうか。

そして、佐高信という方の「人生のうた」という本を通して、
私たち北関東教区の聖職ご夫妻が戦時下で
ご苦労された姿を読む機会を得ました。
戦時中に、その教会が教団と非合法派であったが故に
牧師とご家族が受けた迫害は、
涙をなくして読むことは出来ませんでした
私たちは、あの悪夢のような時代を
二度と繰り返してはならないのではないではないでしょうか。

私たちは、これらのことを覚えて世界の平和の実現のため神様に祈り、
ひとりひとりのクリスチャンが日々努力
しなければならないのではないでしょうか。

執事 マタイ金山昭夫 《2006.8.6週報より》