思いわずらうことなく愉しく生きよ 江國 香織(初)
紀伊国屋ブックWEBによると↓のような話
犬山家の三姉妹、長女の麻子は結婚七年目。
DVをめぐり複雑な夫婦関係にある。
次女・治子は、仕事にも恋にも意志を貫く外資系企業のキャリア。
余計な幻想を抱かない三女の育子は、友情と肉体が他者との接点。
三人三様問題を抱えているものの、ともに育った家での時間と記憶は、彼女たちをのびやかにする―不穏な現実の底に湧きでるすこやかさの泉。
著者は僕より二つ下。主人公は長女と次女が30代、末娘が20台の終わり。この、3姉妹と彼女達に関わる彼氏(や肉体関係のある男)と父母が登場する。物語は、同じ時系列を生きる3姉妹のその時々を同時にに綴っていく。
夜の電話のあなたの声は 藤堂 志津子と比べると、同じ30代女性が主人公の話なのだが、こちらの方がとても理解しやすい。
実際、このような女性は姉妹でなくとも、あちらこちらにいる事だろうと想像に難くない。
面白かったか?と聞かれたら、僕には「とても面白かった!」とは言えない。それは、もしかしたら僕が男だからかもしれない。でも、なんとなく理解はできる。
そんなお話でした。
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