新橋演舞場で公演中の六月大歌舞伎観てきました
初 代 市川猿翁
三代目 市川段四郎 五十回忌追善
二代目 市川猿翁
四代目 市川猿之助 襲名披露
九代目 市川中車
五代目 市川團子 初舞台
今回の公演は話題性があって
歌舞伎本体以外にも楽しみがたくさん
【夜の部】
スーパー歌舞伎
三代猿之助 四十八撰の内 ヤマトタケル
小碓命後にヤマトタケル/大碓命 亀治郎改め猿之助
帝 中 車
タケヒコ 右 近
ワカタケル 初舞台團 子
兄橘姫/みやず姫 笑 也
弟橘姫 春 猿
老大臣 寿 猿
ヘタルベ 弘太郎
帝の使者 月乃助
倭姫 笑三郎
熊襲弟タケル/ヤイラム 猿 弥
尾張の国造 竹三郎
皇后/姥神 門之助
熊襲兄タケル/山神 彌十郎
猿之助、中車による口上から始まりました。
緊張なのか疲れなのか猿之助さんの口上カミカミでしたが
お話が面白くて堅苦しい挨拶ではない感じが猿之助さんらしく
会場が一気にあたたまりました。
「歌舞伎は役者が演じて
観客が声で返してください
そのやり取りが歌舞伎なんです」
会場もこれから女性のかけ声なんかが
出てくるのかもしれませんねー
中車さんは疲れていたのか声が通らなく
ちょっとヒヤヒヤして見てしまった。
そういえば香川さんは舞台役者ではないのか。
台詞まわしは「さすが!」でした。
口上にて福山雅治さんから贈られた幕を披露。
福山さんの提案で
歴代の「市川猿之助」の隈取りを重ねたものが(四人分)
幕にデザインしてありました。
この発想は素晴らしいですね。
歴史を感じながら新しさも感じました。
これは素晴らしい!
左の方に、ご本人のサインまで。
このときは場内撮影OKなので
みんな凄い勢いで撮影してました。
私も、その一人です。
こちらのポスターの写真は
福山さんが撮られたそうで。
亀、、じゃなくて猿之助、ステキな笑顔ですね。
上演前に、すでに満腹でした。
スーパー歌舞伎 ヤマトタケル
いつもの歌舞伎より台詞が現代っぽいので
内容がわかりやすく入ってきました。
舞台美術、証明、衣装なども
アートなタッチも取り入れられてる感じで
歌舞伎のあらすじ演技+アートが入っていて
個人的にアドレナリンでまくりました。
あらすじは★コチラ★を
個人的にヤマトタケルのような男って嫌だなー
女の敵だよね~
古典にはよくある話しなんだろうけど
途中イラっとしたのは私が現代のわがまま女子だからかな。
酒のみながら説教したいタイプ!
てのが個人的感想でした。
二役を演じた猿之助さん、素晴らしかったです
上演すぐは元気がなくみえたのですが
後半は猿之助パワーが出まくっていて
会場中が猿之助オーラで魅了されました。
早変わりもキレイにきまったし
出演時間と台詞の多さも物ともせず
最後まで素晴らしい舞台をつくっていました。
最後はヤマトタケルが飛んできます。
宙づりですね。
私は三階の、しかも宙づり着地点の
ほぼ、真横だったので
「猿之助がこっちに向かってくる~~~~」
と興奮してしまいました。
宙づり何度かみましたが
こっちに向かってくるのは初めて。
これは興奮しますわ。。
個人的に素晴らしいと思ったのは
兄橘姫役の笑也さん
えー今まで気になってなかったけど
とっても素晴らしい女形でした。
女性の仕草が美しすぎ!!
踊りもすごく私、ハマりました。
女形といえば春猿さん楽しみだったんです。
初めて観ました。
今回は女形が良くてヤマトタケルを盛り上げていたと思います。
そして中車さんは、やっぱり疲れてるのか
声が通ってきませんでした。
特に三階だったせいもあるのか、、
台詞は、さすが弥太郎!、、じゃなく香川さん!という演技のよさ。
映画SPも素晴らしかったもんね。
けど、なんだかんだで
一番上手だったのは團子くんかなぁ~
香川さんより三階の私たちまで台詞が奇麗に届きましたから!
香川さんより歌舞伎の才能あるなこりゃ。笑
歌舞伎界の未来は明るいことをお披露目しましたぞ!
六月大歌舞伎は
平成24年6月5日(火)~29日(金)
ヤマトタケルは
七月大歌舞伎でも上演するらしいです。
チケットあるのかな?
チャンスあったら是非、未来のスターをみてきてください。
これ、評判がひじょーにいいですよね!
アレンジが素敵と。
演目以外の部分で賛否両論(?)ですが
歌舞伎は“歌舞伎”庶民の娯楽だから
賛否両論言わせ言われてそれがまた良いんじゃないかと思うわけで(笑)
すごく力のこもった記事!
充実感が伝わってきました♪
ワンドショーでは香川さん一色ですが
舞台では猿之助色、全開でした。
ヤマトタケルの舞台がはじめてだったのですが
今回用にアレンジされたとはきいていました。
ストーリー、演技、舞台効果もステキで3時間以上の長い舞台には思えませんでした。
ご愛息、團子くんが素晴らしくよかった!
楽しみがふえました。