三陸沖での地震、
痛ましくも多くの方々が被災されている様子
TV を観ていなくても伝わってきます。
ただ、日本全国の方で、被災地以外の方々にお願いします。
マスコミはこれから 24時間体制で被災地の状況報道を行ないますが、
どうか 単に 興味本位で TVを見て、話題性だけで会話しないで下さい。
本当に被害に遭った方々にとっては これからが“被災”です。
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災害に遭い、幸運にも命を落とさず助かった方々にとって、
これからが本当に大変な日々、月日、年月 になります。
直接に被害に遭わず、親類や友人の方も被災地に居ない
全国の殆どの方々にお願いします。
決して、単なる話題性、興味だけで話題にしないで下さい。
その行為は、命を取り留めた方々へ 新たな“被災”を招くからです。
どうか、直接的、間接的に、支援物資や支援行為を届けましょう。
友達の友達の友達が被災されていたら、友達を通じて支援しましょう。
そして、それ以外の場面では、“話題”にしないでおきましょう。
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被災地の方々にとって、これから 日一日と、
どんどんと 本当の“苦しさ”や“つらさ”が増してきます。
そして、それは 1年はおろか、10年経っても残ります。
それとは正反対に、マスコミや一般の人々の興味は
1週間経ち、1カ月が経つほどに薄れてきます。
きっと、1週間もすれば TV 報道では、知識人達が
「 東京が今回の地震に襲われていたら 大丈夫か? 」
「 さあ、地震が来ても大丈夫なように、用意を! 」
という論調になるでしょう。
そして、報道も徐々に少なくなり、半年もすれば 時折に、
次は 1年後の 特番 でしょう。
でも、被災した方々にとっては、これから どんどんと深刻な
毎日が まるで永遠に続くかのように積み重なっていくのです。
そんな時、“話題”にしかしない “興味心”や
わが身の安全だけに関心を移す “無神経さ”が
被災した人々の 心を傷つけ、哀しませ、苛立たせ
第2の “被災” となるのです。
どうか、どうか、 皆さんの心がけで これらの“被災”を
少なくしていきましょう。