群衆心理としては当たり前の事だが、集団パニック症状を経験した事のある
人は多い筈。
1973年に勃発した 第4次中東戦争をきっかけにして、トイレットペーパーなど
の買い占めパニックが日本で発生し、あらゆる店頭からトイレットペーバーが
無くなった “ オイルショック ”を記憶している人も多いでしょう。
最近に発生した同様な症例では、2009年に発生した “ 新型インフルエンザ禍 ”で、 全国の店頭から マスク が無くなりましたが、これは 殆どの人が記憶にあるでしょう。
そして、2011年、“ 水パニック ” です。
集団パニック、または 集団ヒステリーと称してもよい症状は、上記に挙げた
例でも明らかなように、実際の被害・実害に対して過剰な反応によってもたら
されると言えます。
しかし、記憶力と学習能力があり基礎学力が高いと言われる国民であれば、
出来る限り 集団パニック による実害を避ける知恵も備えていると信じたい
のだが、どうでしょうか?
【 東京の水が ・・ と言うけれど、 】
関東地区だけでなく、調べた範囲では 離島などを除く全国隅々のコンビニエンスストアの 店頭から “水” が無くなった様子。 (3/23 現在)
震災発生以後、震災地への移送需要や今後の防災用品としてのストック需要があった後に、東京地区での放射能検出の政府発表が一気にパニック症状へと
高めたと言えるでしょう。
それにしても、東京の水の安全性を一番最初に発表する必要がどこにあった
のだろう。
今回の大震災によって、水道水の安全性が一番懸念されるのは 福島県を
始めとする被災地である事ははっきりしている。
被災され生活環境が一転しつつも、残されたライフラインなどの環境の中で、
生活を立て直そうとして体力的にも精神的にも苦労されている方々がいらっ
しゃる事は誰にも想定できる筈。
そんな人々の 水道水・飲料水 の心配を一番最初に心配せず、ただでさえ
道路運送手段を損なって 生活物資が不足している地域からも 水 を奪う結果
を引き出す行為、それに加担した人は反省をするべきだろう。
集団パニックの経験や学習を活かせず、必要以上に “水” 確保に走った人は
当然の事として、 不用意な政府やマスコミには 更に大きな反省を求めたい。
特に、必要以上に東京中心の情報配信へと走り、ジャーナリズムとして求めら
れる行政活動への適切な指摘や叱責を行なわないマスコミの責任は大きい。
【 最悪な 放射能汚染 “水” は 】
では、最も 放射能に汚染された“水” はどこにあるか知っているだろうか?
それは、“臨界”の現場にあり、今なお 懸命に 日本の未来を守る活動を続け
ている人達の 前に立ちはだかっている。
本日(3/24)、福島第一原子力発電所 の 3号機の復旧“臨界”現場で、不幸
にして 放射能に汚染された“水” によって被ばく負傷され、病院に救急搬送
された方が 二名居らっしゃる。
防護服だけでは守りきれない劣悪な環境の中で、放射能汚染した“水”が直接
に肌にかかり、170 ミリシーベルトを超える被ばくを受けたとの事。
( 3/24付け NHK ニュース より )
オーストラリアABC(TV局)の報道では、「 現代の サムライ 」 とまで称賛
された、東京消防庁ハイパーレスキュー隊員の最大被ばくが 27ミリシーベルト。
その被ばくであっても、東京消防庁の記者会見で明らかなように、決死の覚悟
が必要なレベルである事は間違いない。
“臨界”現場の最前線で、氏名も明らかにされず、記者会見も受けられず、
ただひたすら最悪な環境の中で、日本の未来を守り続けている人の心情を
考えれば、「 東京の水 」はいかばかりのものだろう。
それよりも、せめて 負傷搬送された人の氏名は発表すべきだ。
当然、負傷された方の家族や親族の方には通知されているだろうが、
現場には 数百名の方が居らっしゃるので、このニュースによって一層不安な
時を過ごすはめになってしまったご家族の心情を考えれば心が痛む。
負傷された方の氏名を発表するだけで、数多くのご家族の方々の気苦労が
少しは軽くなるだろう。
“水”が無くなった店頭の映像を放映する前に、もっと汚染された“水” に
苦しめられている人々の事を、少しでも良いので報道すべきだ。
それが、迷う “人” に冷静な判断を呼び起こすきっかけになるのだから。
人は多い筈。
1973年に勃発した 第4次中東戦争をきっかけにして、トイレットペーパーなど
の買い占めパニックが日本で発生し、あらゆる店頭からトイレットペーバーが
無くなった “ オイルショック ”を記憶している人も多いでしょう。
最近に発生した同様な症例では、2009年に発生した “ 新型インフルエンザ禍 ”で、 全国の店頭から マスク が無くなりましたが、これは 殆どの人が記憶にあるでしょう。
そして、2011年、“ 水パニック ” です。
集団パニック、または 集団ヒステリーと称してもよい症状は、上記に挙げた
例でも明らかなように、実際の被害・実害に対して過剰な反応によってもたら
されると言えます。
しかし、記憶力と学習能力があり基礎学力が高いと言われる国民であれば、
出来る限り 集団パニック による実害を避ける知恵も備えていると信じたい
のだが、どうでしょうか?
【 東京の水が ・・ と言うけれど、 】
関東地区だけでなく、調べた範囲では 離島などを除く全国隅々のコンビニエンスストアの 店頭から “水” が無くなった様子。 (3/23 現在)
震災発生以後、震災地への移送需要や今後の防災用品としてのストック需要があった後に、東京地区での放射能検出の政府発表が一気にパニック症状へと
高めたと言えるでしょう。
それにしても、東京の水の安全性を一番最初に発表する必要がどこにあった
のだろう。
今回の大震災によって、水道水の安全性が一番懸念されるのは 福島県を
始めとする被災地である事ははっきりしている。
被災され生活環境が一転しつつも、残されたライフラインなどの環境の中で、
生活を立て直そうとして体力的にも精神的にも苦労されている方々がいらっ
しゃる事は誰にも想定できる筈。
そんな人々の 水道水・飲料水 の心配を一番最初に心配せず、ただでさえ
道路運送手段を損なって 生活物資が不足している地域からも 水 を奪う結果
を引き出す行為、それに加担した人は反省をするべきだろう。
集団パニックの経験や学習を活かせず、必要以上に “水” 確保に走った人は
当然の事として、 不用意な政府やマスコミには 更に大きな反省を求めたい。
特に、必要以上に東京中心の情報配信へと走り、ジャーナリズムとして求めら
れる行政活動への適切な指摘や叱責を行なわないマスコミの責任は大きい。
【 最悪な 放射能汚染 “水” は 】
では、最も 放射能に汚染された“水” はどこにあるか知っているだろうか?
それは、“臨界”の現場にあり、今なお 懸命に 日本の未来を守る活動を続け
ている人達の 前に立ちはだかっている。
本日(3/24)、福島第一原子力発電所 の 3号機の復旧“臨界”現場で、不幸
にして 放射能に汚染された“水” によって被ばく負傷され、病院に救急搬送
された方が 二名居らっしゃる。
防護服だけでは守りきれない劣悪な環境の中で、放射能汚染した“水”が直接
に肌にかかり、170 ミリシーベルトを超える被ばくを受けたとの事。
( 3/24付け NHK ニュース より )
オーストラリアABC(TV局)の報道では、「 現代の サムライ 」 とまで称賛
された、東京消防庁ハイパーレスキュー隊員の最大被ばくが 27ミリシーベルト。
その被ばくであっても、東京消防庁の記者会見で明らかなように、決死の覚悟
が必要なレベルである事は間違いない。
“臨界”現場の最前線で、氏名も明らかにされず、記者会見も受けられず、
ただひたすら最悪な環境の中で、日本の未来を守り続けている人の心情を
考えれば、「 東京の水 」はいかばかりのものだろう。
それよりも、せめて 負傷搬送された人の氏名は発表すべきだ。
当然、負傷された方の家族や親族の方には通知されているだろうが、
現場には 数百名の方が居らっしゃるので、このニュースによって一層不安な
時を過ごすはめになってしまったご家族の心情を考えれば心が痛む。
負傷された方の氏名を発表するだけで、数多くのご家族の方々の気苦労が
少しは軽くなるだろう。
“水”が無くなった店頭の映像を放映する前に、もっと汚染された“水” に
苦しめられている人々の事を、少しでも良いので報道すべきだ。
それが、迷う “人” に冷静な判断を呼び起こすきっかけになるのだから。