越智麗川
風立ちぬいざ生きめやも
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久しぶりに、師匠の作品です。
木原先生のブログでも取り上げられています。
坂本沙於里さんも、取り上げておられますので
こちらもどうぞ。
お二人の「言葉」を読んで、この作品を見ると、魅力が倍増します。
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堀辰雄の「風立ちぬ」は、ぼくの「文学入門」でした。
生物学を諦めて、文学部へ行ったのも
この作品に出会ったからこそかもしれません。
高校生のころに父に無理して買ってもらった
「堀辰雄全集」が、今でもぼくの本棚に鎮座しています。
前にあるのが、新潮社版で父に買ってもらったもの。
その後ろにあるのが、筑摩書房版。
新潮社版のほうは、たぶんほとんど読んだと思います。
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この「全集」を買ってもらった経緯などはこのエッセイに書いてあります。
そういえば、
栄光学園の国語科の小冊子に書いたこのエッセイを
ちょっと短くしたものを
東京書籍の広報誌に掲載してもらったことがあります。
この表紙や本文にある本の写真は
ぼくの本をプロの写真家が撮影したものです。
〈作者の了解を得て掲載しています。画像の無断使用・転載はかたくお断り致します。〉