きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

続・ふと、考えた・・・

2002年02月19日 | ヲタク話(腐女子系ネタ多し)
 もしラインハルト様が宝塚観劇をなさるなら。お供はメックリンガーであろう。この人は「通」というか大ファンっぽい。観劇前にレクチャーするメックリンガー。「この組のトップは××で愛称は●●初舞台は++で研3新公主役に抜擢。いま銀橋をソロで渡っているは研9現在3番手。昨年バウで主演」などと専門用語を交えて蘊蓄たれそうだ。ラインハルト様も女性だけの劇団がどーのこーのではなく、こういうコアなファンがいるのがちょっとイヤと思うかも。
 他の劇場では中央の中央、というのでしょうか?20列目のセンターまたは2階最前列に座ることが多い皇帝陛下ですが、宝塚だけは内部席利用なので、6列目なんかに座っちゃうのか?目線がバリバリ降りてくるなあ。後ろに座った人はとてもラッキーよね。メックリンガーは仕事柄先の先まで予定を立てることが難しそう。なので、捌きなんか利用しちゃったりして。もちろん一緒に行く相手が遠征などに参加しちゃったら自分も劇場前で捌くのよ。ふふふ。それ以外はヤフオク利用。「ヤフオクで売買するなんて金の亡者のする事よ!」などと某掲示板に書かれたら、「先の予定が立てられない職種の人間にはなくてはならない!」と反論したりしてな~。大貴族といえども、やっぱり会には1個しか入れないからさ。お客様になって観れるのは限られるのさ。

と、仕事中に妄想。
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「ニジンスキー」 パルコ劇場

2002年02月19日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 これのチラシを見たのは昨年の秋だったと思う。タイトルが「ニジンスキー」で出演者に首藤君の名がある。と、いうことは彼が「薔薇の精」やら「牧神の午後」やら踊るって事?そいつぁー、楽しみだ!と4ケ月待って見た本日の舞台。
 正直言ってテンションが ↑ で良かったわ。はっきり言ってそれ以上の話はない。市村さんも久世さんも(すっかり女になっていた(涙)でも首藤君より背が高い)岡田真澄も良かったが、いかんせん話しにまとまりがない。ニジンスキーの狂気が主題だと思うのだけど、それが何?ってカンジ。彼の狂気のどんな部分を表したかったの?よくあるパターンとしては才能が有りすぎたために狂ったとか、神に愛され過ぎたという解釈があると思うけど、ただ狂気という現状のみ。狂ったニジンスキーが舞台にいるだけ。多少伝記じみた話(過去の回想)はあるけど。首藤君は幻影以上で、若き日のニジンスキーも演じていた。セリフあり。うん、結構良い声(ファンの欲目)。だから岡田真澄×首藤君だった。ちょっとヤラれた。首藤君のナマ尻拝めたし。でもさ、なんというか。音楽はニジンスキー関連が使われている。それこそ「牧神の午後」とか「ペルトーシュカ」とか。市村さんが時折踊るポーズもそこから。その辺はある程度バレエ見てなければ分からないと思うの。逆にある程度バレエ見たことあって、ダンスマガジン買っている人であれば今日の話で目新しいものは無かったと思う。一体どちらの客層に向かって作られた作品だったのか。しかも首藤君がいて初めて成り立つ作品。いくら踊りが良くても熊川氏じゃビジュアル的にキツかろう。パルコ劇場は狭いので首藤君は踊り辛そうだったな。
 「ニジンスキー」についてはハーバート・ロスによる映画がある。ABT全面協力。こっちの方が踊っているし、ニジンスキーについても良く書けていた。今回の話はなあ。ディアギレフと関係を持ったのが狂気の始まりだったとも取れる気がしなくもないし、ニジンスキーはそれほど性倒錯者じゃないって弁護したい気持ちがあるような気がする。でもさ、所詮ダンサーなんだから舞台が良ければ他は関係ないって、私思うけどな。私生活や舞台を降りた後はどうであれ、一瞬でも良いモノを見せてくれた人に対しては「彼は異常ではない」なんて言い訳してくれなくても良いよね、別に。
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