きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」

2006年03月04日 | 映画
良くも悪くもディズニーです。
リアルよりも、ファンタジー。
魔女と動物とフォーンと人間が混在する世界。
子供の頃、活字で読んだときは想像しきれなくて
すっごくワクワクしたことを、
あっさり映像で見せてくれる。
技術が進歩したからこそ、見せられる映像だと
理性ではわかっていても、
あまりにも自然に存在しすぎていて
「ふ~ん。(こんなもんか)」って気持ちが
ちょっと沸いて来ちゃいました。
たぶん、子供の頃に見たら大感動しただろうな。
「指輪」は、あきらかに「別世界」を作り出した。
「別世界」の「歴史」を、リアルに切り取って見せた。
そんなカンジがあったけど、
こちらの「ナルニア」は、
あくまでも、「児童文学」を、
そのまんま映像化しただけ、っていうのかなあ。
あくまで映画。あくまで作り物。
その前提から踏み出してはいない。
踏み出す必要はあるかと言われれば、
答えようがないけれどね。

本当に、文章そのままを映像化。
知っている話を、映像で見ているだけ。
違和感なく作り出しているのがスゴイと言うべきなのか?
ライオンと書いて有れば、ライオンが出てきて話している。
ライオンが話しているわ、きゃ~、と思うべき?
アスランと、MGMのライオン、どこが違うの?同じじゃない?
アスランがただの動物だわ・・・と思っちゃうのは、間違い?
半獣人は良く作っていたけど。


子供の描き分けはよくできている。
次女は可愛らしい。
次男がいじけるのはわかる。
長女の描き込みが、ちょい甘い。
長男は、まあ王様になるの子はあんなカンジよの、と。
白い魔女が、予告ほどは迫力がない。
けど、ディズニーならこんなもんか?
ディズニーでなければどうなっただろう。
他の監督が撮ったらどうなっただろう。
それを、ちょっと考えた。
 

外国人の女の子が館内にいたんだけど、
「ビーバー、ビーバー!」とウケていた。
二足歩行のビーバーは可愛かったよ。


「指輪」がいろんなファンタジー小説のモトになったように
  
  自室のドアが、どこか別な世界に繋がっていて
  冒険の末、乞われてその世界の王となる、
  けど、
  結局、自分の世界に帰ってくる。

「ナルニア」は、そのパターンの話の原型なんだよなあ、
ってのを感じました。
それゆえ、映画のネタとしてはたくさん見ているので
ついつい、それらと比べちゃんだよなあ。
でもって、
オリジナルなんだから、
一番面白くあって欲しいと願いたいんだけど
そこは、ディズニー(実写)だから。
デキに限界があるんだよねえ。
仕方がないのかなあ。
 
 
悪いとは言わないけれど、
期待しすぎるとツライかも。
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「クレイジー・フォー・ユー」劇団四季

2006年03月04日 | 劇団四季
加藤さんって、結構な年齢のハズなのに、
どうしてあんなに可愛いのかしら。

おじさんだけど可愛い

ではなく、

おじさんだから可愛い。

なんだよね。
ベテランなので、小技が作為的じゃなく、
自然な動作の中に入っているんだよね。
コメディに必要な、いろんなタイミングとかも、
計算し尽くしているんだろうけど、
すごく自然なのよ。
ザングラーさんとの「鏡」も、
わかっているのに笑っちゃうんだよなあ。
本当に、いつ見ても楽しくて、ワクワクしちゃう。
予定調和なのに。
ご都合主義なのに。
でも、好き。
踊りは相変わらず素晴らしい。
ザングラーさん、さっさとつかってあげなよ。
脳味噌の中に住んでいる女の子も可愛いよねえ。
よくよく考えるとアブナイひとなんだけどね。
ボビーなら、なんか納得なの。

ポリーの樋口さんも好き。
ワイルドで、なおかつチャーミング。
加藤さんとの息も合っています。
ちょっと痩せた?
顔が小さくなったみたいな・・・。

テスは有永さん。
いつもながら、前半の開口発声は
ものすごく違和感。
後半になると気にならないんだけどね。
人生も苦労も知っているテス。
最後に好きな人と一緒になれて良かったなあ、
と、いつも、ほっこり。

ランクの牧野さんは、いつ見ても大迫力。
彼以外のランクって考えられないなあ。
アイリーンの八重沢さん、赤いドレスをはじめ、
なにを着ても似合っていたな~

おじさん的可愛さの点では
男性アンサンブルも同じだった。
ハリー・ポッターがいるよ・・・
逆にお姉ちゃん達は若くてピチピチ。
練習着や公演衣装などで太腿出しまくりのところも好きですが
一番好きなのは、デッド・ロックに降り立ったところ。
横一列のシルエットが、だんだん前に出てくるところは大迫力。
この迫力があったから街も変わったんだよね。
公演衣装が一人ずつ微妙に違うのに気が付きました。遅い?

今日はC席、2階8列。
最後の場面の、後ろのお姉さん3人以外は
殆ど見切れる場所はありませんでした。
ちょっとお得な席です。


ボビー・チャイルド:加藤敬二
ポリー・ベーカー:樋口麻美
ランク・ホーキンス:牧野公昭
アイリーン・ロス:八重沢真美
ベラ・ザングラー:栗原英雄
エベレット・ベーカー:喜納兼徳
ボビーの母:斉藤昭子
テス:有永美奈子
ユージーン・フォーダー:池田英治
パトリシア・フォーダー:西内いず美
パッツィー:石塚智子


オケは覚悟したほどは、悪くはなかった。
危ないところはいくつかあったけど。
「イブキさん並のプペーーーだよ」って言われてたけど
それほどではなかった。

なんかさ、(オケの)トランペット(等)のダメさを表す単位に
「イブキ」を使うって、どうかしら?
「アプローズ・タカラヅカ」の「キラーK」
(DVDだと音声が復活したあたりね)を
5イブキ(ごいぶき)とすると、
今日のオケは3イブキぐらいだったかしら、とかとか。
どうでしょう?
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